１８輪＊俺のこと好きでしょ？ ページ18
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side:you
…──そう言われたのは不意打ちだった。
「あ、A。 送ってくわ」
背中からそう声をかけられて、
言葉の意味まで考えずに、
……つまり、反射で振り返った。
次の瞬間、やっと頭が追いついて、
……え？ い、家まで…？？ 家まで送る？！
「え？！ い、家まで…？」
「そ。えぇやろ？」
強引に手を取られて、強引に引かれて。
その手がじんわり温かいのに驚いた。
「じゃ、卓さん、先帰ります」
「…お、おう」
「あ、え、ちょ…にしかわさ、」
抵抗する間もなく、
抵抗しようと考える間もなく、
気が付けばあっという間に西川さんの車の中で。
「Aちゃん、ナビよろしく」
「え…や、大丈夫です！ 私車乗ってきてますし自分で、」
「えぇから」
明日の朝も送ったるし。
優しい西川さんの声だけど、
有無を言わさぬ強いものがあって。
……だから私は、それ以上何も言わずに
促されるまま黙って助手席に座り込んだ。
車内には、西川さんの好きな
BIGBANGの音楽が控えめに鳴っていて、
……西川さんの香りがちょっと強くして。
…………なんていうか、その、
( この車…西川さんで、いっぱいだ、 )
まるで西川さんに包まれてるみたくて、
ただただなんとなく恥ずかしくて。
……やだな。
男の人の車に乗るなんて…
……最低なあの元カレ以来かも。
心臓速い。緊張してる。
緊張で身体を強ばらせながら、
黙って俯いていると、ゆっくり車が走り始めた。
「こっち方向であっとる？ 家」
「あ……はい。そこ、ずっと行って、３個目の信号を右です」
必要最低限、それだけ。
それだけ会話を交わしたら、
それ以上は何も会話が無くなって。
二人きりの車内の空間が、……どうしよう、
ちょっと…いやかなり、気まずい。
……何か話題を出した方がいいのかな、なんて
会話ができそうなものを探してみたけど
なんにも、見つからなくて。
それに見つかってもこの雰囲気で彼に
話しかけることなんてできない気がする…し。
あぁもうどうしよ、って考えていると、
その空気を、彼が先に割ったのでした。
「ねぇAちゃんってさ、」
「？ ……はい、」
「……俺のこと好きでしょ」
「…──は、」
まさかそんな言葉が、
本人の口から出るなんて…思ってなくて。
( 肯定はもちろん…否定する事もできないなんて )
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雛*(プロフ) - usaminさん» usaminさん初めまして、コメントありがとうございます^ ^ 拝見させていただいて、確かに同じ作品だなと思いました(；_；) 前回同様様子を見ようと思ってます。ご報告ありがとうございます…！ (2018年1月14日 8時) (
レス) id: a68c4eee09 (このIDを非表示/違反報告)
usamin(プロフ) - はじめまして。 同じ内容の石川慎吾選手の作品を書いてる方がいました。題名は慎吾くんの彼女 です。 勘違いでしたらすみません。 (2018年1月10日 14時) (レス) id: 3fefd0df9e (このIDを非表示/違反報告)
雛*(プロフ) - ゆーんさん» ご報告ありがとうございます；；そちらTwitterの方でもご指摘頂いてまして…とりあえず、あまり騒ぎ立てないで様子を見ようと思います。ありがとうございます(；；) (2017年10月23日 10時) (レス) id: cd2200b77f (このIDを非表示/違反報告)
ゆーん(プロフ) - まる。っていう方が同じ内容の中島選手バージョンで書いてるんですけど、、、こちらの方が早く書き始めたと思いコメントしました。気のせいでしたらすいません。あまりに同じだったので (2017年10月23日 2時) (レス) id: ea8f485ffa (このIDを非表示/違反報告)
雛*(プロフ) - 満月さん» 満月さん初めまして〜！ コメントありがとうございます´`* とっても嬉しいです(；；) 頑張ります！ これからもよろしくお願いします◎ (2017年10月18日 21時) (レス) id: cd2200b77f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雛*
| 作成日時：2017年9月10日 12時
