４６輪＊気づいてしまった ページ46
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(………………ってわたし、何考えて、)
ニセモノじゃなければもっと、って、
…………そんな、そんなこと思うなんて、
ばかじゃないの、わたし、
熱で本当に頭ばかになっちゃったんじゃないの、
自分の中でぐるぐる回る思考をよそに、
西川さんが、優しい瞳で
わたしを見つめているのがわかる。
その瞳が、まるで大切なものを
見つめるかのように優しくて、
やさしい、って言葉でしか表せないくらい
柔らかい、優しい瞳をしていて。
見つめ返したら吸い込まれそうになって、
吸い込まれてぜんぶぜんぶ、
西川さんに持っていかれちゃうような気がして、
慌てて布団に視線を落とす。
「甘えたいなら甘えたいって言えや？」
「…………」
「お前、いっつも一人で抱え込むから。……俺結構心配しとんのやで？」
「…………ん、」
がんばり屋もいいとこやけどな、って
西川さんがわたしの頭を優しく撫でる。
その温かい手つきだけで、
心がじんわり、じんわり、温かくなっていく。
…………ほんとは、
男の人なんて信用できないと思ってた。
本気で女の子のこと心配してくれる男の人なんて、
世界中のどこにもいないと思ってた。
男の人の優しさには必ず裏があって、
その奥には下心があって、
だから……
男の人となんてもう関わりたくない、って、
そう……思ってたのに。
だけど──…どうして、かな。
西川遥輝と身体を重ねても、怖くなかった。
お酒が入っていた事を鑑みても。
付き合ってくれん？ って言われても、
それをすんなり受け入れられた。
傍に居ても、恐怖を感じるどころか──…
どこか、安心して。
彼にはわたしのトラウマを崩す何かがあった。
何だろう、って思案しても、多分きっと
──ううん絶対、
答えなんて見つける事のできない
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考えるだけ無駄。──…無駄だけど。
「──────……っ」
じんわりと、じんわりと、
心を満たす彼の存在は、
決して幻なんかじゃなくて。
そんな存在が、そこにあるのは事実で。
───……あぁ、もう、わたしは、
───────────……気付いてしまった。
「……にしかわさん、」
「ん？」
「…………甘えたい……です」
「ん、……ええ子ええ子」
「……もう、」
( いつの間にかあなたの存在が )
( こんなに大きくなってたよ )
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雛*(プロフ) - usaminさん» usaminさん初めまして、コメントありがとうございます^ ^ 拝見させていただいて、確かに同じ作品だなと思いました(；_；) 前回同様様子を見ようと思ってます。ご報告ありがとうございます…！ (2018年1月14日 8時) (
レス) id: a68c4eee09 (このIDを非表示/違反報告)
usamin(プロフ) - はじめまして。 同じ内容の石川慎吾選手の作品を書いてる方がいました。題名は慎吾くんの彼女 です。 勘違いでしたらすみません。 (2018年1月10日 14時) (レス) id: 3fefd0df9e (このIDを非表示/違反報告)
雛*(プロフ) - ゆーんさん» ご報告ありがとうございます；；そちらTwitterの方でもご指摘頂いてまして…とりあえず、あまり騒ぎ立てないで様子を見ようと思います。ありがとうございます(；；) (2017年10月23日 10時) (レス) id: cd2200b77f (このIDを非表示/違反報告)
ゆーん(プロフ) - まる。っていう方が同じ内容の中島選手バージョンで書いてるんですけど、、、こちらの方が早く書き始めたと思いコメントしました。気のせいでしたらすいません。あまりに同じだったので (2017年10月23日 2時) (レス) id: ea8f485ffa (このIDを非表示/違反報告)
雛*(プロフ) - 満月さん» 満月さん初めまして〜！ コメントありがとうございます´`* とっても嬉しいです(；；) 頑張ります！ これからもよろしくお願いします◎ (2017年10月18日 21時) (レス) id: cd2200b77f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雛*
| 作成日時：2017年9月10日 12時
