４０輪＊打ち解けるのは簡単で ページ40
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side:you
「……まつ、もと、さん……？」
「いやいや、それじゃ変わんないっす 笑」
「じゃあ松本くん」
「んーーーー……いや、やっぱ剛で！」
代わりに俺はタメ口にするので、
っていうか、もういっそAさんもタメ口で……
って一人で勝手に話を進めちゃう松本選手。
えっと、とか、そんな、とか、
狼狽えるだけのわたしは、
すっかり松本選手のペースにのまれていて。
「はい、じゃあ１回呼んでみて？」
「……ごう、……さん」
「いやせめて�爐�ん�瓠�」
「ご、剛くん、」
「よしそれでいこ！」
「え…？！」
きまりきまり！ ってニコニコ笑う
松本選手──もとい剛くん。
今までは写真を撮るときの
最低限のやり取りしかしてなくて、
まともに話すのは初めてなのに、
……なのに、
剛くんの距離の縮め方はものすごい。
あんまりグイグイ来られるのは苦手だけど、
なおかつ男の人もあんまり得意ではないけど、
……でもだけど、
剛くんのこの感じは嫌いじゃない、かな。
「……よいしょ。ここまででいい？」
「うん…！ 本当ごめんなさい、ありがとう」
会議室まで荷物を運んで、ふぅとひと息。
ひとつ仕事は終えたけど、
まだまだやることいっぱいだ。
「全然。またイベント始まるし、大変でしょ」
「ううん。楽しいの」
選手の色んな表情が見れたり、
選手たちの支えになれたり……
そんなこの仕事には、やりがいしかなくて。
確かに大変なことも苦しいことも沢山あるけど、
沢山たくさんあるけれど、
それでもやっぱりこの仕事が好きだから。
そう言って笑えば、剛くんが優しい顔をした。
すっごくすっごく優しい顔をした。
「……ふふ」
「やだ、ちょっとなに 笑」
「いや？ ……そういうところに、遥輝さんも惚れたのかなぁって」
「……っ？！」
露骨に顔を赤く染めたわたしに、
剛くんはまたクスリと笑って
照れた？ っていたずらっぽく言う。
「……照れてない、です」
「あはは。俺もね、そういう人、好きだよ」
「え……？！」
そのまま剛くんは、
じゃあ、また何かあったら手伝わせて、と
部屋を出ていこうとする。
たった今かけられたその言葉の
意味を考えるけれど、……考えたって、
その通りの意味にしか受け取れなくて。
( 呆然と彼の出ていったドアを見つめながら )
( 鼓動が少しずつ、少しずつ、加速していく )
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雛*(プロフ) - usaminさん» usaminさん初めまして、コメントありがとうございます^ ^ 拝見させていただいて、確かに同じ作品だなと思いました(；_；) 前回同様様子を見ようと思ってます。ご報告ありがとうございます…！ (2018年1月14日 8時) (
レス) id: a68c4eee09 (このIDを非表示/違反報告)
usamin(プロフ) - はじめまして。 同じ内容の石川慎吾選手の作品を書いてる方がいました。題名は慎吾くんの彼女 です。 勘違いでしたらすみません。 (2018年1月10日 14時) (レス) id: 3fefd0df9e (このIDを非表示/違反報告)
雛*(プロフ) - ゆーんさん» ご報告ありがとうございます；；そちらTwitterの方でもご指摘頂いてまして…とりあえず、あまり騒ぎ立てないで様子を見ようと思います。ありがとうございます(；；) (2017年10月23日 10時) (レス) id: cd2200b77f (このIDを非表示/違反報告)
ゆーん(プロフ) - まる。っていう方が同じ内容の中島選手バージョンで書いてるんですけど、、、こちらの方が早く書き始めたと思いコメントしました。気のせいでしたらすいません。あまりに同じだったので (2017年10月23日 2時) (レス) id: ea8f485ffa (このIDを非表示/違反報告)
雛*(プロフ) - 満月さん» 満月さん初めまして〜！ コメントありがとうございます´`* とっても嬉しいです(；；) 頑張ります！ これからもよろしくお願いします◎ (2017年10月18日 21時) (レス) id: cd2200b77f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雛*
| 作成日時：2017年9月10日 12時
