狐が77匹通りゃんせ ページ34
影山くんのもとへ。入るとちょうど、影山くんがトスを上げる。が、それはペットボトルに当たらない。烏養監督だけじゃなくて、やっちゃんもいるみたい。
影山「あ、Aさん!」
気づいた影山くんは俺に礼をしてくれる。
烏養「さっきみたいな失敗ばかりなんだ。いっちょ見本みせてやってくれないか?」
『了解でーす』
やっちゃんにボールを上げてもらう。
『そうだなぁ。Aクイックでいこうか』
そのボールを瞬さんに上げるように打つ。それは見事、ペットボトルの上に落ちた。
烏養「…!」
影山「すっげえ…」
『ま、こんなもんでしょ』
影山「こ、コツとかあるんですか?」
『コツ、ねぇ。…影山くんさ、ちゃんとスパイカーを意識してる?』
影山「え…?」
烏養「…」
『ただ、ペットボトルに当てようとしてるだけじゃないよね? そんなんだったら絶対できないよ』
影山「…」
『俺たちセッターはスパイカーにトスを上げ、打ってもらうことが仕事。なのに、スパイカーを意識せず、落下地点を目標にしてたらダメ』
影山「はい」
俺は烏養監督のそばに行く。
烏養「…お前、ホントに高2か?」
『何言ってんですか〜。当たり前ですよ』
烏養「大人顔負けの観察眼だな」
『褒めたって何も出ませんよ〜? まぁ、あの顔つきを見れば、もうじきできちゃいますね』
ほんと、成長の早いこと。俺は第1体育館から出た。
290人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
緋蝶 - 66話の最後、レシーブを4回以上しています。フォアタッチという反則になります! (2017年11月4日 23時) (レス) id: 14eeb69d42 (このIDを非表示/違反報告)
マカロン(プロフ) - 茜沢さん» 本当に面白くて楽しくて大好きですもん!! ありがとうございます(泣) 私なんて全然ですよ……(白目) (2017年4月29日 18時) (レス) id: 70341cbd6a (このIDを非表示/違反報告)
ミラクルゲスガール - 海さぁぁぁぁぁん!マジで仏様っス! (2017年4月29日 15時) (レス) id: fd426a3898 (このIDを非表示/違反報告)
茜沢(プロフ) - マカロンさん» 更新を待ってくれているというのは嬉しいですね! 書く甲斐があります。イラストの件ですが、断るわけないですよ! マカロン様は字も絵もお上手なんでこちらからお願いしたいほどです。 (2017年4月29日 0時) (レス) id: f29b69fec7 (このIDを非表示/違反報告)
結っきー(プロフ) - いつも、楽しく見させてもらってます!アンケートの事なんですが、番外編作って欲しいなぁと思いました!これからも頑張ってください! (2017年4月28日 7時) (レス) id: cff0ed75e8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:茜沢 | 作成日時:2017年4月4日 20時