【HQ】狐は欺くのがお上手なようです 〜2.夏合宿編〜

狐が65匹通りゃんせ ページ22

〜貴方side〜


ただいま、烏野と練習試合中。
10-23というとんでもない差。

上げられたボールを瞬さんにトス。

烏養(やっぱり……アレは、打点＝最高到達点！)

瞬さんがエンドライン沿えに入れる。相変わらず、コントロールがいいな、こういうときは。サーブのコントロールも上げてくれれば最高なんだけど…

ここで俺のサーブ。ついでにデュース。そういや、あの控えの子、ジャンフロの練習してたよな…

『控えのアホ毛くん！』

山口「えっ！？ は、はい？」

『ちゃーんと、しっかり見ててね？』

それだけ言って、ボールを投げる。そして、打つ！

『どーだ！』

山口「…っ！」

そのボールは、通常のジャンフロより速い。
これでこのセットが終わる。俺が入ってから1回も負けてない。次は音駒か。
午前は1度負けてんだよな。

九尾里「……次は、林原と小塚を交代させろ」

小塚「おっ、俺の出番か！」

『サブさん、その顔でそんな声出さないでください』

小塚「お前酷えな！」

天津宮「いつものことですよ」

バレー部内で、サブさんと瞬さんはいじられキャラ。

林原「皆さん、頑張ってください！」

山田「ファイトー！」

コート内に入る。向こうは、前衛ライトから、真の仏さん、モヒカン、クロさん、後衛ライトから、リエーフくん、無口くん、研磨。
こっちはいつも通りのローテに、忠ちゃんとサブさんが後退してるだけ。

向こうからのサーブ。それは、俺のところにくる。

『なるほどねぇ』

研磨、コントロール上手いな。こりゃ、俺がとらなきゃダメなパティーンだもんね。けどね。

『狸玖！』

生石「おーけー」

狸玖に向かってレシーブ。こんなこと、結構あるんだよね。だから、対処法なんて熟知しちゃってるワケ。

俺は助走に入る。

黒尾(Aくんが助走…？ まさか…！)

トスは俺に上がる。ブロックは、クロさんと真の仏さんの2枚ブロック。まぁ、普通じゃ止められちゃうよね、コレ。だから俺は、

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