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物語の中で早々に死んでしまった人も含め、私が好きで、救いたかった人たちが今目の前にいる。
その事実が信じられなくてさっきまで張り詰めていた心が少し緩む。
その瞬間、
(すごい！この魔法生物を手なづけたらいたずらし放題じゃないか！手始めにこいつに爆弾を持たせて…)
う〜ん、これは誰か確認しなくても誰の心の声かわかるぞ。
お前だな、ポッター(心の中のスネイプ教授)
いや〜、よかった。反応してしまうところだった。
まず私の大切な家族にそんな危ないことなんかさせないし、明日からちゃんとジェームズの行動に目を光らせておかなければ。
ヴェールの命が危ない()
『えっと…この子達、特にヴェールは魔法生物で珍しいからよくちょっかいを出されていたの。例えば…私達人間がやればバレてしまうような”いたずら”を仕掛ける、危険な役をやらされたりね。だから少し人間不信になりがちなところがあるから優しく接してほしいな。』
これは…流石にバレるか？
これ見よがしにジェームズの方を向いて言ったし…
「すごい！！君は心が読めるのかい？！ちょうどその事を考えていたんだ！でも君の大事な家族に危険なことはやらせないし、巻き込まないって約束するよ。…だから、友だちになってくれるかい？」
少し不安そうな目でこちらを伺いながらそんな事を言うジェームズ。
いや、お前そんな顔できたんかい！こちとらスネイプ教授をいじめてるときの顔しか想定してないからそんな顔されても困るんですわ！
『も、もちろんよ！よろしくね！ジェームズ！』
そう言って私達は握手をした。
あっ、と思うときには遅かった。
私は相手の体に触れると、簡単に開心術を使ってしまう癖があったのだ。
せっかくおばあちゃんとおばさんに練習に付き合ってもらったのに！
(これからの学校生活が一段と楽しみになってきたな！いい友達ができた！)
年相応の感想に笑みがこぼれる。
心が読めるのも案外いいことなのかもしれない。
「お、俺とも！友だちになってくれるか？ゴールドスタイン」
『Aでいいよ！よろしくね！シリウス！』
「ぼ、僕も！」
『もちろんだよ、ピーター！』
シリウスとピーターとも握手を交わし、
「僕も、いいかな、」
『もちろん。よろしくね、リーマス！』
少しためらいがちだったがリーマスとも握手をした。
身構えたが全く心を覗くことはできなかった。
彼がまるで閉心術を習得しているかのように。
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ふゆ(プロフ) - 初めまして、とても面白い小説で続きが気になります…！！もしよろしければパスワードをお教えいただけませんか？ (4月5日 0時) (
レス) id: 484893ce06 (このIDを非表示/違反報告)
夏霞(プロフ) - 初コメ失礼致します〜！素敵な作品で一気見してしまいました。いつまでも待っておりますので、主様の納得のいく続編が完成しましたらパスワードをお教え頂けると幸いです！(><)本当にいつまでも待ちます… (2月12日 23時) (レス) id: f863bb6ae2 (このIDを非表示/違反報告)
さきっち(プロフ) - とてもおもしろくて一気に読み進めてしまいました！続きが読みたいので、ぜひパスワードを教えていただきたいです！ご検討よろしくお願いします！！ (2月6日 23時) (レス) @page42 id: e860957a7b (このIDを非表示/違反報告)
ハナ(プロフ) - すごく面白くて続きが気になって仕方がありません！！パスワードを教えていただきたいです！ (2月6日 14時) (レス) @page42 id: 17a9c06ee5 (このIDを非表示/違反報告)
み - 題名に惹かれて一気に読み進めてました！続編を読みたいので、パスワードの方を教えて頂けたら幸いです。 (2月5日 10時) (レス) @page42 id: 678fe28f56 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いろか | 作成日時：2023年12月18日 16時
