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『うん、また会えるよ。』
そう言いながら優しくリーマスの腕を降ろさせる。
『じゃあ、三人もまたね。リリーたちによろしく』
「いやいやいや、まじでどこに行くんだよお前？！」
『またいつか話すよ〜』
きっとここにずっといてもいけないし、とさっさと小舟に乗り込む。
乗り込むとすーっと滑り出すように小舟は動き出した。
「また絶対会うからな！！！」
「手紙おくれよ！！」
後ろから彼らの声が聞こえるけれど振り返らなかった。
あんなに嫌な言い方をしたのに彼らは私のことを嫌わなかった。
それどころか私の問題を少しでも解決しようと考えてくれた。
それだけで十分だった。私は彼らを救わなければいけない。
人より特殊な力を持って生まれたのも、きっと神様が私にこの世界を救ってほしいという気持ちがあったからこそなのではないかと今は思える。
この力が嫌で嫌でしょうがなかった時期だってある。でも今は違う。
私はこの力を使って、親世代も子供世代も、全員死なせない。
この世界を救うんだ。
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無事汽車乗り場まで着いたのでセレーナとヴェールを探し、汽車に乗り込む。
椅子に座った瞬間汽車は走り出した。
当たり前かもしれないけれど汽車には私以外誰も乗っていない。
いつもとは違って静かな汽車に少し寂しさを感じるけれどそんな事は言ってられない。
『エクスペクト・パトローナム』
守護霊を出しておばあちゃんたちへの伝言を託す。
『いま汽車に乗ったよ。急に帰ることになってごめんなさい。明日から修行が始まるみたいです。』
伝言を言い終わると、守護霊である狼がぐるりと私の周りを回って一回私の体にすり寄ってから窓ガラスをすり抜けて出ていった。
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ふゆ(プロフ) - 初めまして、とても面白い小説で続きが気になります…！！もしよろしければパスワードをお教えいただけませんか？ (4月5日 0時) (
レス) id: 484893ce06 (このIDを非表示/違反報告)
夏霞(プロフ) - 初コメ失礼致します〜！素敵な作品で一気見してしまいました。いつまでも待っておりますので、主様の納得のいく続編が完成しましたらパスワードをお教え頂けると幸いです！(><)本当にいつまでも待ちます… (2月12日 23時) (レス) id: f863bb6ae2 (このIDを非表示/違反報告)
さきっち(プロフ) - とてもおもしろくて一気に読み進めてしまいました！続きが読みたいので、ぜひパスワードを教えていただきたいです！ご検討よろしくお願いします！！ (2月6日 23時) (レス) @page42 id: e860957a7b (このIDを非表示/違反報告)
ハナ(プロフ) - すごく面白くて続きが気になって仕方がありません！！パスワードを教えていただきたいです！ (2月6日 14時) (レス) @page42 id: 17a9c06ee5 (このIDを非表示/違反報告)
み - 題名に惹かれて一気に読み進めてました！続編を読みたいので、パスワードの方を教えて頂けたら幸いです。 (2月5日 10時) (レス) @page42 id: 678fe28f56 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いろか | 作成日時：2023年12月18日 16時
