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「それは僕ら…いや僕らじゃなくてもリリーたちにも言えない事かい？」
否定しようとして、できなかった。
後から思えばあのとき正直に自分の力について言えばよかったのかもしれない。
でも、あのときの自分の頭の中では力のことを言う＝気味悪がられるという方程式が成り立っていたし、学校からいなくなることは彼らの未来のためである為、彼らに私が未来のことを知っていると言わなければいけないと思い込んでいた。
別にうまく隠せばよかったのに。
黙り込んでしまった私にリーマスはそんなつもりはなかったのだろうが追い打ちをかける。
「実は、僕がずっと隠していた、君にも伝えていなかった秘密をみんなに打ち明けたんだ。僕はずっとこの秘密を話したらみんなが離れていくと思っていたんだ。でもそうじゃなかった。みんな僕のために色々動いてくれて…僕の想像を遥かに超えるぐらい優しかったんだ。だから、Aも…」
『打ち明けてほしい、って？』
思っていた以上に冷たい言葉が出てきてしまった。
『貴方が狼人間、人狼であることは知っていたわ。でもそれで差別しようだとか離れようとするだとか考えたことなかったわ。』
「なんで、知って…」
『お友達が協力してくれることで少し軽くなる問題で良かったね。』
「おい、さっきからなんでそんな厭味ったらしい言い方ばっかりするんだよ。俺等はただお前にも打ち明けてほしいだけなんだよ。みんなで考えたらその分軽くなるかもしれない。それこそリーマスみたいに…」
必死にシリウスが私を説得しようとしたとき、とてもきれいな白銀の鳥が飛んできた。
よく見たらダンブルドアの不死鳥、フォークスだった。
ということはこれは守護霊だろうか。
「A、時間が迫っておる。汽車乗り場に早く向かいなさい。そこに君のセレーナとヴェールも送っておる。キングクロス駅に着いたら守護霊でわしに連絡しておくれ。きっと駅にはアラスターもいるじゃろうからの…」
そう言って守護霊は消えてしまった。
「アラスターって…有名な闇祓いじゃないか…Aと何が関係が…」
『ごめんなさい、時間がないみたい。』
「ちょっと待って！」
リーマスが私の腕を掴む。
「僕の秘密は知っているのに、君の秘密は教えてくれないの？！」
『…じゃあ、いつか私が帰ってきたらそのときに話すね。…さっきは嫌な言い方をしてごめんね。』
「別にいいよ、そんなことぐらい…また、会えるよね、？」
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ふゆ(プロフ) - 初めまして、とても面白い小説で続きが気になります…！！もしよろしければパスワードをお教えいただけませんか？ (4月5日 0時) (
レス) id: 484893ce06 (このIDを非表示/違反報告)
夏霞(プロフ) - 初コメ失礼致します〜！素敵な作品で一気見してしまいました。いつまでも待っておりますので、主様の納得のいく続編が完成しましたらパスワードをお教え頂けると幸いです！(><)本当にいつまでも待ちます… (2月12日 23時) (レス) id: f863bb6ae2 (このIDを非表示/違反報告)
さきっち(プロフ) - とてもおもしろくて一気に読み進めてしまいました！続きが読みたいので、ぜひパスワードを教えていただきたいです！ご検討よろしくお願いします！！ (2月6日 23時) (レス) @page42 id: e860957a7b (このIDを非表示/違反報告)
ハナ(プロフ) - すごく面白くて続きが気になって仕方がありません！！パスワードを教えていただきたいです！ (2月6日 14時) (レス) @page42 id: 17a9c06ee5 (このIDを非表示/違反報告)
み - 題名に惹かれて一気に読み進めてました！続編を読みたいので、パスワードの方を教えて頂けたら幸いです。 (2月5日 10時) (レス) @page42 id: 678fe28f56 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いろか | 作成日時：2023年12月18日 16時
