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「ありがとう…じゃあ、お願いしてもいいかな？」
「もちろんさ！…さて、次の話題だ、リーマス。君はAが隠していることを知っているかい？」
そこでリーマスは初めてAがいないことに気がついた。
あんなに僕の秘密は君に一番に話すね、とか言っておきながらその約束は守れなかったし、自分の秘密をみんなに受け入れてもらえた喜びで彼女の存在さえ忘れていた。
リーマスは単純な自分に嫌気が差した。
「それは…僕も知らないんだ。お互い、なにか言えない秘密があるっていうのは暗黙の了解というか…お互い触れないようにしてたんだ。だから知らない。」
「そうか…リーマスやリリーでさえ知らないとなると本当に八方塞がりだな…」
「…ちょ、ちょっといいかな？」
珍しくピーターが自分の意見を言いだした。
「Aっていつもネックレスを付けているじゃん？」
「ああ、あの何だっけかなきれいな石がついているやつだろう？」
「そう。それをね、前下級生の子が見せてくれ！って騒いでいた時があったんだ。君たちがいたずらをして罰則を受けていたとき。リリーたちはいなかったから…図書館にでも行っていたんじゃないかな」
「まあ、そんな事があったの…でも、Aは優しいから見せてあげたんじゃないの？」
「そう。僕もそう思ったんだ。きっと首から外して見せてくれる、もしかしたらその女の子につけてあげたりもするかもしれない。そう思っていたんだ。でも、A、首から外さずに服の中から引っ張ってきて見せたんだ。」
「え？外さなかったのかい？」
「うん。よっぽど大事なものなんだろうなあって思っていたんだけど、その下級生の子達が見えないからってそのネックレスを引っ張ろうとしたんだ。」
「なんですって？！その子達どこの誰よ？！すぐに罰を与えなければいけないわ！」
「リオ、落ち着いて…でも珍しいわね、あの子が他の人と揉めているところなんて見たことがないわ。」
いつもふんわり微笑んで、みんなに優しくしてくれるA。
優しすぎて誰かに漬け込まれるんじゃないかと心配になるぐらい。
そんな彼女がそこまでして体から外したくないほど大切なネックレス。
それはなぜそんなに大切なのだろうか。
「で、その後どうなったんだい？」
「結局引っ張ろうとしていた子達はハッフルパフの子達だったんだけど、スネイプがAに話しかけたらその子達は逃げるようにしてどっかに行っちゃったよ。」
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ふゆ(プロフ) - 初めまして、とても面白い小説で続きが気になります…！！もしよろしければパスワードをお教えいただけませんか？ (4月5日 0時) (
レス) id: 484893ce06 (このIDを非表示/違反報告)
夏霞(プロフ) - 初コメ失礼致します〜！素敵な作品で一気見してしまいました。いつまでも待っておりますので、主様の納得のいく続編が完成しましたらパスワードをお教え頂けると幸いです！(><)本当にいつまでも待ちます… (2月12日 23時) (レス) id: f863bb6ae2 (このIDを非表示/違反報告)
さきっち(プロフ) - とてもおもしろくて一気に読み進めてしまいました！続きが読みたいので、ぜひパスワードを教えていただきたいです！ご検討よろしくお願いします！！ (2月6日 23時) (レス) @page42 id: e860957a7b (このIDを非表示/違反報告)
ハナ(プロフ) - すごく面白くて続きが気になって仕方がありません！！パスワードを教えていただきたいです！ (2月6日 14時) (レス) @page42 id: 17a9c06ee5 (このIDを非表示/違反報告)
み - 題名に惹かれて一気に読み進めてました！続編を読みたいので、パスワードの方を教えて頂けたら幸いです。 (2月5日 10時) (レス) @page42 id: 678fe28f56 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いろか | 作成日時：2023年12月18日 16時
