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マクゴナガル先生に手を引かれ、校長室を後にする。
「貴方は他の生徒より背負っているものが大きすぎます。ですが、大人に頼るということを忘れないでください。たとえ中身が成人していたとしても、この世界では１１年しか生きていません。貴方はまだ守られるべき存在です。」
『ありがとうございます。』
「さあ、寮につきました。校長に呼ばれて遅くなったからとはいえ明日も授業はあります。遅刻は厳禁ですよ。」
『もちろんです。寮まで送ってくださりありがとうございました！』
「ええ、おやすみなさい」
『おやすみなさい』
遅くに帰ってきて不機嫌そうな太った婦人の絵画をくぐり抜け、談話室に入る。
すると一気に緊張していたのか力が抜けてしまった。
原作ではリーマスはみんなに受け入れてもらって学生生活はとても楽しかったという描写がある。
だけど、私は？
大人に守ってもらえたとしても、結局在学中に修行に出なければいけないし、嫌でも他の子とは違うという事実が突きつけられている。
結局は私は一人になってしまうのではないだろうか。
心細さに涙が滲む。
みんなを救うと決意したのは私。今まで住んでいた世界は違うとわかっていて、いのちも危ないかもしれないと把握していてもこの道を選んだ。
でも不安なものは不安だ。
これからの生活に不安を感じながら談話室を横切ろうとすると、まだ暖炉の火が消えていなかった。
あれ？と思い近づいてみると、ソファーにはジェームズ、シリウス、リーマス、落ちてしまったのか床にはピーター。
少しはなれた長椅子にはリリーやリオ、リンが座って眠っていた。
もしかしたら私が帰ってくるのを待っていてくれたのかもしれない。
まだ出会ったばっかりなのにここまでしてくれる友人たちに涙が出そうになり、さっきまで感じていた不安はどこかに消えてしまった。
杖を一振りして全員に暖かい毛布をかけて、自分もリリー達の隣の椅子に腰掛け、目を閉じた。
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ふゆ(プロフ) - 初めまして、とても面白い小説で続きが気になります…！！もしよろしければパスワードをお教えいただけませんか？ (4月5日 0時) (
レス) id: 484893ce06 (このIDを非表示/違反報告)
夏霞(プロフ) - 初コメ失礼致します〜！素敵な作品で一気見してしまいました。いつまでも待っておりますので、主様の納得のいく続編が完成しましたらパスワードをお教え頂けると幸いです！(><)本当にいつまでも待ちます… (2月12日 23時) (レス) id: f863bb6ae2 (このIDを非表示/違反報告)
さきっち(プロフ) - とてもおもしろくて一気に読み進めてしまいました！続きが読みたいので、ぜひパスワードを教えていただきたいです！ご検討よろしくお願いします！！ (2月6日 23時) (レス) @page42 id: e860957a7b (このIDを非表示/違反報告)
ハナ(プロフ) - すごく面白くて続きが気になって仕方がありません！！パスワードを教えていただきたいです！ (2月6日 14時) (レス) @page42 id: 17a9c06ee5 (このIDを非表示/違反報告)
み - 題名に惹かれて一気に読み進めてました！続編を読みたいので、パスワードの方を教えて頂けたら幸いです。 (2月5日 10時) (レス) @page42 id: 678fe28f56 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いろか | 作成日時：2023年12月18日 16時
