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笑いすぎて痛むお腹をさすりながら大広間に入っていくと、先程置いていったリリーとジェームズ、そしてオロオロと傍観していたピーターがこちらに向かってきた。
「あら、私一人にこの眼鏡を押し付けて楽しいことしてくるだなんて良いご身分ね？」
『リリー！違うんだよ！シリウスが…』
「いや、お前がリーマスと目キラキラさせて着いてきたんだろうが！」
「僕はリリーと素晴らしいひとときを過ごせたから何でも良いよ」
「過ごしてないわ！！」
はっきり言ってめちゃくちゃ楽しい。
前世の学生時代に戻った気分だな、とまだワイワイと騒いでいる素晴らしい友人であり、今後私が救わなければいけない命たちを見つめる。
「A？別にそんなに怒ってないわよ…？」
『え？』
「急に黙り込んでしまったから私が本気で怒ってるって勘違いさせちゃったのかと思って…」
『ああ！違うよ！お腹すいたなあって思って！』
「そうね！もうみんなご飯食べてるし食べましょ！」
そのリリーの声を引き金にしてみんなが席についた。
私達は同室のリンとリオに呼ばれたので二人の横に座った。
「後で部屋で渡そうと思ったんだけど、貴方宛に手紙が置いてあったのよ」
「え！ラブレター？！」
『リリーうるさいよ。…誰だろ、そんなに分厚くないし…』
リリーがラブレターと叫んだ瞬間視界の端でシリウスとリーマスが皿をひっくり返しながら椅子から転げ落ちたのは見なかったことにしよう。
「いや、あながち間違いじゃないかもしれないぞ？Aは綺麗だからな！」
『遺伝だもの。家族がみんな綺麗なのに私もそれなりに綺麗じゃないと困るよ…』
リンが私の容姿を褒めてくれるけど、いや、私本当にすごい遺伝子持ってると思うよ？
だってあのクイニーの血を受け継いでるんだからね？
そんなことを思いながら手紙を恐る恐る開ける。
中からは羊皮紙一枚しか入っていなかった。
”レモンキャンデー”
「レモンキャンデー？お菓子？」
これはもしかして、”そういうこと”なのだろうか。
私が転生してきたこととか、組み分け帽子が察して他の教職員に伝えたりすることがあるかもしれない。
私の予想が間違っていなければこれは校長室に入るための合言葉だ。
『よくわかんないや。それよりご飯食べよ〜！！』
ちらりと生徒たちと一緒に食事をしている先生たちの席に目を向けると、マクゴナガル先生とダンブルドア校長がこちらを見ていた。
きっとビンゴだ。
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ふゆ(プロフ) - 初めまして、とても面白い小説で続きが気になります…！！もしよろしければパスワードをお教えいただけませんか？ (4月5日 0時) (
レス) id: 484893ce06 (このIDを非表示/違反報告)
夏霞(プロフ) - 初コメ失礼致します〜！素敵な作品で一気見してしまいました。いつまでも待っておりますので、主様の納得のいく続編が完成しましたらパスワードをお教え頂けると幸いです！(><)本当にいつまでも待ちます… (2月12日 23時) (レス) id: f863bb6ae2 (このIDを非表示/違反報告)
さきっち(プロフ) - とてもおもしろくて一気に読み進めてしまいました！続きが読みたいので、ぜひパスワードを教えていただきたいです！ご検討よろしくお願いします！！ (2月6日 23時) (レス) @page42 id: e860957a7b (このIDを非表示/違反報告)
ハナ(プロフ) - すごく面白くて続きが気になって仕方がありません！！パスワードを教えていただきたいです！ (2月6日 14時) (レス) @page42 id: 17a9c06ee5 (このIDを非表示/違反報告)
み - 題名に惹かれて一気に読み進めてました！続編を読みたいので、パスワードの方を教えて頂けたら幸いです。 (2月5日 10時) (レス) @page42 id: 678fe28f56 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いろか | 作成日時：2023年12月18日 16時
