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「セブルス！…彼は私のお友達よ！闇の魔術になんか傾倒していないわ！どうして私達の邪魔ばかりするの？！」
「さっきから言っているじゃないか！僕は君のことが心配なのさ！」
堂々巡りの会話に終わりは見えない。
どうしたものか…と考えていると、ぐい、と手を後ろに引かれた。
後ろを振り向くと私の手と一緒にリーマスの手も引っ張っていたのはさっきまでジェームズと一緒にいたはずのシリウスだった。
「当分あの二人の言い合いは終わらないと思うし、”面白いこと”しないか？」
ニヤリと不敵な笑みをこちらに向けるシリウスは悔しいぐらいにイケメンだった。
そりゃ大広間に行ったら女子がきゃあきゃあ騒ぐわ…と遠い目になった。
「面白いことってなんだい？」
少しワクワクしたような声色でリーマスが聞く。
「もちろん決まっているじゃないか！”いたずら”さ！！」
所詮、私達も子供だった。
リリーと同じように二人のいたずらに呆れていたのは事実だ。
でも、少しやってみたいと思っていたのも事実。
私達二人は何も言わずに目を合わせ、同時に言った。
「『やる！！』」
”おもしろいこと”
所謂いたずらは大成功だった。
フィルチに気づかれないように後をつけていき、今日習ったばかりの浮遊呪文
「ウィンガーリアム・レヴィオーサ」
を使って水風船を浮かばせ、廊下を水浸しにさせる計画だったのだが、落ちるときに想定以上の大きい音がしてフィルチが驚いて腰を抜かしてしまったのだ。
ちょっと罪悪感とか感じるかもな…とフィルチの境遇などを知っている私は身構えていたが全然そんな事なかった。
なんなら、未来にホグワーツに入学するであろうリーマスとは別ベクトルの推し、いたずら好きのあの双子を思い出してめちゃくちゃ興奮してしまった。
ごめん、フィルチ
私が浮遊呪文を浮かべ、シリウスがフィルチの近くまで運び、リーマスがフィルチの気の緩んだ隙に落とす。
初めてとは思えない見事な連携プレーだったと思う。我ながら。
「お前ら絶対才能あるぜ！」
「思っていた数倍は面白かったね！」
『いや〜本当に！楽しかった〜！！』
「明日もやろう！」
「『程々に、ね？』」
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ふゆ(プロフ) - 初めまして、とても面白い小説で続きが気になります…！！もしよろしければパスワードをお教えいただけませんか？ (4月5日 0時) (
レス) id: 484893ce06 (このIDを非表示/違反報告)
夏霞(プロフ) - 初コメ失礼致します〜！素敵な作品で一気見してしまいました。いつまでも待っておりますので、主様の納得のいく続編が完成しましたらパスワードをお教え頂けると幸いです！(><)本当にいつまでも待ちます… (2月12日 23時) (レス) id: f863bb6ae2 (このIDを非表示/違反報告)
さきっち(プロフ) - とてもおもしろくて一気に読み進めてしまいました！続きが読みたいので、ぜひパスワードを教えていただきたいです！ご検討よろしくお願いします！！ (2月6日 23時) (レス) @page42 id: e860957a7b (このIDを非表示/違反報告)
ハナ(プロフ) - すごく面白くて続きが気になって仕方がありません！！パスワードを教えていただきたいです！ (2月6日 14時) (レス) @page42 id: 17a9c06ee5 (このIDを非表示/違反報告)
み - 題名に惹かれて一気に読み進めてました！続編を読みたいので、パスワードの方を教えて頂けたら幸いです。 (2月5日 10時) (レス) @page42 id: 678fe28f56 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いろか | 作成日時：2023年12月18日 16時
