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「ああ、本当に大丈夫なの？忘れ物はない？ちゃんと杖は…オーケー、持っているわね。それと…」
「大丈夫さ、クイニー。この子は賢いんだから…でもホグワーツに行くのはここであってるのか？９と３/４番線だなんてふざけてんじゃないのか？」
「…もう、ニュートを連れてこればよかったわね。今は南の方に行ってるってティナが言ってたような…」
『大丈夫だよ、おばあちゃん、おじいちゃん。それにここで合ってる。さっきからあの柱に突進してる子何人も見てるもん。』
キングス・クロス駅 ９と３/４番線
やっとここまで来ることができた。
数ヶ月前の１１歳の誕生日。それは２つの意味で私の人生を大きく変える日だった。
１つ目はホグワーツの入学許可証が来たこと。
両親はクイニーおばあちゃんがでたイルヴァーモーニー魔法魔術学校に通っていたけれど、今私はイギリスに住んでいるからホグワーツの入学許可が出たらしい。
元々魔法が使えるのはわかっていたし、おばあちゃんの”ちょっと人とは違う力”も受け継いでいたからどこかの入学許可証が来るのはわかっていたけれど…本当に嬉しかった。
本当に私は魔法使いで、大好きな両親、そして祖母や叔父、叔母のようになれると証明してもらえたのだから。
マグルである祖父も心から喜んでくれて、本当に幸せだった。
２つ目は記憶を取り戻したこと。
私は前世(といっていいのかわからないが)では魔法が使えなかった。
そもそも魔法というものは本やアニメなどの空想上のものであり、逆に使えると主張している人のほうが白い目で見られていた。
そんな中、世界中の人間を魔法の虜にさせた作品、それはハリーポッターシリーズである。
例にも漏れず、私も大好きだったためローブや杖を購入し、現実にはない世界を夢見たものだった。
もちろん、ファンタスティック・ビーストも呪いの子も大好きである。
小説や映画だけでなく、一時期話題になった舞台も見に行った。
所謂熱狂的なハリポタオタクだった、というわけだ。
そのような記憶が蘇り、今自分が置かれている状況に気づいた私は衝撃のあまり高熱を出し、パニックになった叔父に魔法生物用に開発された餌をぶっ掛けられ、叔父が叔母に怒られているのを視界の端で確認しながら、最後に１１歳の誕生日は幕を閉じたのはまだ記憶に新しい。
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ふゆ(プロフ) - 初めまして、とても面白い小説で続きが気になります…！！もしよろしければパスワードをお教えいただけませんか？ (4月5日 0時) (
レス) id: 484893ce06 (このIDを非表示/違反報告)
夏霞(プロフ) - 初コメ失礼致します〜！素敵な作品で一気見してしまいました。いつまでも待っておりますので、主様の納得のいく続編が完成しましたらパスワードをお教え頂けると幸いです！(><)本当にいつまでも待ちます… (2月12日 23時) (レス) id: f863bb6ae2 (このIDを非表示/違反報告)
さきっち(プロフ) - とてもおもしろくて一気に読み進めてしまいました！続きが読みたいので、ぜひパスワードを教えていただきたいです！ご検討よろしくお願いします！！ (2月6日 23時) (レス) @page42 id: e860957a7b (このIDを非表示/違反報告)
ハナ(プロフ) - すごく面白くて続きが気になって仕方がありません！！パスワードを教えていただきたいです！ (2月6日 14時) (レス) @page42 id: 17a9c06ee5 (このIDを非表示/違反報告)
み - 題名に惹かれて一気に読み進めてました！続編を読みたいので、パスワードの方を教えて頂けたら幸いです。 (2月5日 10時) (レス) @page42 id: 678fe28f56 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いろか | 作成日時：2023年12月18日 16時
