【忍足侑士】桜色の君へ【忍足謙也】

愛。7 ページ9

侑｢謙也、元気にしとる？｣


あ｢うん、すごく元気だよ｣


侑｢そりゃよかったわ笑

ん？神崎A…。もしかして…」


侑士くんが私の顔をじっと見つめる
やっぱり似てる。彼に似てる。

あの頃の思い出が、頭の中にたくさんたくさん浮かんでくる
懐かしい笑



私も侑士くんを見つめる

吸い込まれそうなほど妖艷な瞳
艶のある髪



そして、彼と同じ香り



私の心を揺れ動かすには充分すぎる。



侑｢Aちゃん、やっぱり…
堪忍な、従兄弟が迷惑かけてしもたな」


あ｢えっ？」


侑｢あ…なんでもないわ
ほなら、行こか
結構立ち話してしもた」


あ｢…そうだね、行こうか…笑」




侑士くんが何をいいたかったか解る

そうだよね。

彼と侑士くんは従兄弟だもんね。


色んなこと話すに決まってるやん。






ねぇ、謙也…




私はまだ、謙也の事…

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