勘違い【JK】 (ページ4)

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『いっだぁぁぁ！！！』

JK「Aちゃん！？大丈夫！？」

『だ、大丈夫…』

JK「…いや全然大丈夫じゃない！普通に擦りむいてるし！！」

すぐに駆け寄ってきて介抱してくれる姿はやっぱりかっこよくて。

ちっちゃい鞄から絆創膏を………いや女子力というか用意良いな。

手際良く傷口に貼り付けてから心配そうに覗き込んでくるジョングクくん。

ふと、彼の携帯から鳴り響く着信音、思わず息を飲む。ジョングクくんは心配そうに私を見ながら、携帯を取り出した。

JK「…ちょっと待っててね。…もしもし？あっ、ヌナ～！ちょうどよかった…迎えに来てほしいんだけど…」

ヌナ、という言葉に鳥肌が立って痛みが増す。きっと電話の相手はさっきの女性だろう。

疑念が確証に変わる、しかも相手のことをヌナ呼び……私はされたことがないところから見るにやはり私は遊びだったのだろう。

普段の自分の性格なら、悲しさとかやるせなさとかが募って、この時点で無理やりにでも理由を付けて帰っていたと思う。

でも今日の私はイライラがピークに達していたのか、ふつふつと怒りが沸き上がるのを感じた。