勘違い【JK】 (ページ3)

今日:1 hit、昨日:10 hit、合計:17,498 hit

3 ページ3

『はぁ～……』

リン「どうしたの、Aらしくないね、ため息ばっかり付いちゃって。…もしかして～、二日酔い？」

『そんなお酒弱くないし。そもそも飲んだの一昨日でしょ！』

リン「あはは、確かにそうだわ。でも明らかにあの時から様子変だよ？」

『そうかなぁ…まぁ体は痛いけど。』

あの飲み会から二日。

…結局、あれから料理もお酒もろくに喉を通らずに時間だけが過ぎて。

程よくみんなが酔ってきた所で解散、眉を下げに下げて名残惜しそうに手を振るリンちゃんが可愛くて、ほんのちょっぴり癒されながら家を後にする。

二人で歩く気まずい時間……もっとも、ジョングクくんは見られてるなんて知らないからちょっと楽しそうに歩いてるんだけど。今すぐにでも殴ってやりたい。

その背中を見ながらいろいろと考える。ジョングクくんはどうしてあの子の写真を選んでるんだろう、あの子の方が可愛いのかな、むしろ自分が……

思いついた一つの結論に寒気を感じる。

自分が浮気相手、遊びなんじゃないか……そんな考え。

『…ごめん、ジョングクくん。ちょっと用事思い出したからここで…』

JK「え、なら送っていくよ。」

『…別に私一人で大丈夫だから。今日は楽しかったね、バイバイ。』

JK「あ、ちょっ――」

一刻も早くここから離れたくて、彼の言葉に見向きもせずに反対方向に走って…

勢いよく転んだ。