【鬼滅の刃＆Ｆａｔｅ】マスターですが、鬼殺隊入ろうと思います。 ２

６４　戦闘終了　蝶屋敷 ページ23

「ちょ、A…大丈夫ですか？」

『あー。罪悪感で死にそー。そして魔力足りんー。全身いたいー』

今、私はどこに居て何をしているかというと、蝶屋敷の廊下でくたばってます。
あれからまだ戻ってきたばかり。自室に向かう途中で力尽きたよ。

「罪悪感は頑張ってください」

『うぅ、いややった事は間違ってないんだよ？ ないんだけどね？ なんかあの兄妹倒さなきゃいけないんだけど倒しちゃいけないとかいうよく分からない気持ちでいっぱいなんだよ』

「なるほど。よく分かりませんが、間違ってないと思うならそれで良いんじゃないですか？ 彼らもきちんと罪を償って、きっといつか２人で幸せに過ごせますよ」

そうやって励ましてくれるセイバー。
私だからいいけど下、気を付けろ。今スカートだよ。見えなかったけど。

「ちょっと叩いていいですか？」

『あ、やめろ。私今一発で死ぬ自信あるから』

バレた、だと…！？
いや、その、ほら、日本人皆HENTAIっていうじゃんか…

「とにかく、ここは通行の邪魔になるので退きましょう。動けないなら背負いますから」

『う、動け…動ける…そんな子供じゃない…！』

謎のプライドが襲ってきて、私を立たせる。

「まずは蟲柱に見てもらいましょうか」

セイバーは柱の人を名前で呼ばない。
曰く、『上下関係的には私が下？ いや、ん？ でも…ん？ …もう柱名で呼びますか』ということらしい。
セイバーにも謎のプライドが襲ってきてるっぽい。



◆



セイバーに連れられ、胡蝶さんに体を診てもらった。

「……怪我は特にありませんが、身体的にとても疲れているようなので、しばらくゆっくり休んでください。くれぐれも、剣の練習や、何処かへ出かけたりしないでくださいね」

流石アヴァロン。優秀だ。

「A。勝手に魔術の鍛錬とかしたら、どうなるか分かってますよね？」

２人の、動いたら殺すからな？、というオーラが私を襲う。
怖い。とても怖い。２人を怒らせたら多分ボコボコにされた挙句ご飯に毒盛られそう。
やめておこう。部屋から出て猫と戯れるのはやめておこう。

『分かりました…』


◇◇◇◇


日本人皆HENTAI。
なんでもかんでも擬人化とか女体化とかしちゃうからしょうがないよね。

そろそろ人類皆HENTAIにならないかな。

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