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6  雷の怒り ページ7

「お前と同じにすんなよ! 俺には親も兄弟もいないぜ! 他の生き物と力比べこそが俺の唯一の楽しみだ!!」

「そうか、そうか」

親も兄弟もいないって。寂しいじゃない。今の状況だと、この世界に私の親いないから分かるよ。


「炭治郎。誰も聞かないから俺が聞くけどさ。鬼を連れているのは、どういうことなんだ」

鬼を連れてる…?

「善逸。分かってて、庇ってくれてたんだな。善逸は本当にいい奴だな。ありがとう」

「そんな褒めても仕方ねぇぞ〜!」

めっちゃ喜んでる…

「俺は、鼻が利くんだ。最初から分かってたよ。善逸が優しいのも、強いのも」

「いや、強くはねぇよ。ふざけんなよ。お前が正一くんを連れてくの邪魔したの、許してねぇ
ぞ」

それだけ聴くと誘拐みたいなんですけども。

「えっ、えっ?」

「善逸はとても強いですよ。刀の扱いも、素晴らしかったです」

確かにあれは綺麗だった。

「いやだから強くねぇって」

『セイバーが言うなら本当のことですセイバーは剣を使って戦うので』

「いやだから…」

と、我妻さんが言いかけたとき、ガタガタっと、箱の方から音がしました。

「うわっうわっ、えぇっ!? 出てこようとしてる! 出てこようとしてるぅぅ!」

あ、慌てなさんな…

「大丈夫だから」

「何が大丈夫なのぉぉぉ!!」

だから慌てなさんなってぇ…

「マスター、指示を」

えぇ、指示…

『い、一応、準備しといて』

「分かりました」

そして箱の蓋が開き…

「ギャァァ! 鍵掛かってないんかーい!! まままっ、守ってぇぇ! 俺を守ってぇぇ!」

「こっちくんな!」

「ギャッ!」

我妻さんは嘴平さんに蹴られ、箱の近くへ。

「ギャァァァァ! 出たっ! 隠れなきゃ! 隠れなきゃぁぁ!!」

あうっ…ん?あれは…

「え?」

「禰豆子!」

大丈夫、かな?

『セイバー、大丈夫っぽい』

「あ、はい」

セイバーも安全だと判断したのか、素直に剣を下げる。

そして鬼の少女は大きくなり、いや、元の大きさに戻った。

「少女、ですね。しかし油断は…」

剣は下げたけど、消してはいなかった。

『いや、セイバー。武装解いて大丈夫』

「そ、そのようですね」

我妻さんが、微々たる電気を走らせてるから…

「おーまーえー…いいご身分だねぇ!! こんな可愛い女の子連れてたのか…」

やっぱり、推測通り、女の子好きであったか…

「俺の流した血を返せよぉぉぉ!!!」

あ。ここまで怒るか。


◇◇◇◇


字数足りん

7  鬼を狩るため→←5  腹ぺこ王と山の王



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月兎 - なんとなくでも自分で考えたなんて凄いです!更新頑張ってくださいね!楽しみにしてます! (2020年5月15日 21時) (レス) id: 6671492ea8 (このIDを非表示/違反報告)
*雨玉花乃(プロフ) - 月兎さん» ありがとうございます!ここだけの話、実は出てくる呪文はトレースオン以外何となく私が考えたやつなんですよ。呪文は自己暗示に過ぎない、ってどっかに書いてあったので。 (2020年5月15日 20時) (レス) id: 1d92094334 (このIDを非表示/違反報告)
月兎 - fateの呪文が沢山出て来て、勉強になります!更新頑張ってくださいね、楽しみにしてます! (2020年5月15日 20時) (レス) id: 6671492ea8 (このIDを非表示/違反報告)
*雨玉花乃(プロフ) - ねづさん» ありがとうございます!更新頑張れます!! (2020年4月27日 17時) (レス) id: 1d92094334 (このIDを非表示/違反報告)
ねづ - あっ、この夢小説好きです。(急にすみません)応援してます!更新頑張ってください!!! (2020年4月27日 15時) (レス) id: 2a8953498e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:*Kano | 作成日時:2020年4月19日 21時

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