【鬼滅の刃＆Ｆａｔｅ】 マスターですが、鬼殺隊入ろうと思います。

３２　何かを... ページ33

『他の人は眠ってるか。ん？』

なにやら物音が...

『禰豆子さん？』

箱から禰豆子さんが出てきました。

「むー？」

竈門さんの羽織を直してあげたと思ったら、何故か頭突きをして、燃やした！？

『えっ？ えっ？ え、あ、縄？』

死んだと思って火葬したのかと思ったら、紐を燃やしたのか。

「ああああああっっ！！！」

『へうっ！？』

うわぁ、びっくりしたー。いきなり起きて大声出すんだもん。

「むぅぅ…」

禰豆子さんもびっくりしてる。

「あ、禰豆子。Aとセイバーも、起きれたのか」

『なんとか起きれました』

「他のみんなはまだ起きれてないのか」

すると、禰豆子さんが私に任せろ！と言わんばかりにみんなの縄を焼き切った。

「すごいぞ禰豆子！ いい子だな！」

竈門さんは禰豆子さんを撫でて褒めている。
それを微笑ましいと思いながら見ていると、何故かセイバーが私を庇うように立つ。

『セイバー？』

「あんた達のせいで夢を見させてもらえなくなったじゃない！！」

いつの間にか、女の子や男の子達が私達を責めるように立っていた。

夢...？
鬼の術、とか何かだろうか。
推測すると、多分幸せな夢を見させてもらう代わりに人をころがしている、と。

一人の女の子はきりを持っていた。
え、きり？どんぐりとかに穴を開けるやつ？

すると竈門さんが、

「ごめんね」

と言い、いわゆる手刀でその子達を気絶させた。

途端、最初に感じた魔力では無い何かをまた感じた。
でも最初と違い、それは何かを起こした後のものだった。
そして同時に、今から新しく何かを起こそうとしているものでもあった。

何処だろうか。
何か分からないのに何故か「危ない」と強く感じる。

『上だ。上に、鬼がいる。本体か分からないけど、鬼がいる』

何かは上にいる。

「上？ 列車の上か？」

『はい』

確実では無いが、確定している。

「そうか。じゃあ俺が行くから、二人と禰豆子は善逸達を起こしてくれ！」

「なっ、危ないです！ 私が行きますので、炭治郎はっ…！」

「こっちで何があるかわからないから、何かあったらみんなを守ってくれ」

「…分かりました」

セイバーが納得したのを見て、竈門さんは行ってしまった。

『セイバー、いつでも出せるようにして』

「はい」

さて。どうやって起こそうか。

まずは一番近い煉獄さんから…


◇◇◇◇


戦闘シーンがんばります！

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