29 初めての任務 ページ30
そして何週間後。
地獄のような訓練を終え、全集中の呼吸を習得しませんか?と言われ、全力で断った後、地獄のような任務が来ました。
鬼殺隊の任務は大体地獄と呼べるが、では何故あえて地獄と言うのかというと、その任務に同行するのが、セイバーと、竈門さん達四人と、柱の方。つまりとても強い鬼がいるということだ。
柱が行く任務は大体、強い鬼を狩る、鬼が起こした厄介な事件を調べるなどなど…
うん、分かる。終わった。完全に危ない。
「マスター、初任務です。頑張りましょう!」
セイバーはやけにやる気満々。いや、殺る気満々かな。
『う、うん。死なないようにがんばる…?』
っって待って。
セイバーなんか違う。
『えっと、セイバー?ちゃんと隊服を』
「? 私はこちらの方が合っているので、これで行こうと思うのですが」
『うん。じゃあそっちは戦闘時に着て、それまでは隊服ね』
◆
そして、目的の駅に着きました。出発した時は朝で、今は夕方。
すごい遠かった。徒歩じゃきついよ…
「な、な、なんだこの生き物は!!!」
い、生き物?機関車トー◯スじゃないですよ。
「こいつはあれだぜ。この土地の主、この土地を統べるものっ!!」
えぇ、列車に侵略される土地とか…
「A? どうしました?」
『いや、なんでもない…』
私は今、セイバーに隠れるようにして震えてます。
列車が苦手なんだ。今から列車に乗ると考えるともう怖くて怖くて。
「この長さ、威圧感! 今は眠っているようだが油断するな!!」
「いや汽車だろ。知らないのか?」
列車でなく汽車だったか。
「まず俺が一番に攻め込む!」
「待つんだ伊之助! この土地の守り神かもしれないだろ! それに攻撃するのも良くない」
「いや汽車だって言ってるじゃんか。列車。分かる?」
嘴平さんの方は厨二病で、竈門さんは、天然?
厨二病も天然もよく知らないが、きっとこういう感じの人を指すんだと思う。
そしてやはり列車だったか。汽車と列車っておんなじ??
「ん? 列車? じゃあ鴉が言ってたのはこれか?」
え?知らなかった?
なんかよく分からない竈門さん達によるボケを眺めていたら、何故か嘴平さんが去っていく。
と思ったら気合溜め?
「猪突猛進!!」
あ、止まっ…あー。
すると、どこからか笛の音が鳴り、
「なにをしている貴様らー!!」
駅員らしき人に見つかっちゃいました。
「あ、こいつら刀持ってるぞ!警官を呼べ!警官を!!」
◇◇◇◇
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月兎 - なんとなくでも自分で考えたなんて凄いです!更新頑張ってくださいね!楽しみにしてます! (2020年5月15日 21時) (レス) id: 6671492ea8 (このIDを非表示/違反報告)
*雨玉花乃(プロフ) - 月兎さん» ありがとうございます!ここだけの話、実は出てくる呪文はトレースオン以外何となく私が考えたやつなんですよ。呪文は自己暗示に過ぎない、ってどっかに書いてあったので。 (2020年5月15日 20時) (レス) id: 1d92094334 (このIDを非表示/違反報告)
月兎 - fateの呪文が沢山出て来て、勉強になります!更新頑張ってくださいね、楽しみにしてます! (2020年5月15日 20時) (レス) id: 6671492ea8 (このIDを非表示/違反報告)
*雨玉花乃(プロフ) - ねづさん» ありがとうございます!更新頑張れます!! (2020年4月27日 17時) (レス) id: 1d92094334 (このIDを非表示/違反報告)
ねづ - あっ、この夢小説好きです。(急にすみません)応援してます!更新頑張ってください!!! (2020年4月27日 15時) (レス) id: 2a8953498e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:*Kano | 作成日時:2020年4月19日 21時