２５ 最終選別当日 ページ26
１日飛ばして最終選別当日。
参加者は、私とセイバーのみ。案内役として、お館様のお子様がいる。
いつもの服の代わりに、しのぶさんが袴を用意してくれた。
セイバーは最初動き辛そうにしていたが、もう慣れたみたい。
『準備はいい？』
「はい。いつでも」
そして、私達は前へ進む。
◆
って、なんか想像してたのと違う！？
『ね、ねぇセイバー、私達、何しにここに来たんだっけ…？』
「へ？ふぉんにゃの、ふぁいふうへんべつをうふぇにひたにひまってうひゃないへふか
(訳：え？そんなの、最終選別を受けに来たに決まってるじゃないですか)」
じゃあ、なんで私達は森の中でおにぎりを食ってるんだ！？
『って、ごっくんしてから話しなさい！』
「…んく。鬼も出て来ませんし、のんびりしてもいいじゃないですか？」
まぁ、出てこないのはしょうがないけど。
「へへへっ、そこに居るのが運の尽きだったなぁ！」
何処からか、声がする。
これはきっと鬼の声だ。やっと一人目。
「ふっ、貴様の方が運が無かったな」
と、セイバーがふっふっふ、と邪悪な笑みを…
あ、鬼終わったな。
「ご飯中に邪魔をするなーっ！！」
セイバーはすぐに剣を取り出し、鬼をズタズタにした。
って怒るとこそこーー！？
◆
最終選別１日目
鬼が全く出てこないので、落ち着ける所でゆっくりと過ごしていた。
ついに鬼が出て来たが、晩ご飯中と言うこともあり、セイバーがズタズタに切り裂いた。
それ以降、鬼は出てこなかった。
２日目。
なんか昨日とまるで変わってる。
めっちゃ鬼出てくるんですけど。
「す、すごいっ、量ですね…」
『うん。日が出ている間に何があったっ…』
戦いながら話す。
セイバーはわざわざ頸を狙わなくても倒せるけど、こっちは頸狙うしか倒せないからとても倒しにくい。どうやら鬼は聖剣が苦手の様だ。
エクスカリバーを投影するのも考えたけど、かなり大変な上に鬼が迫って来ていたので諦めた。
『って、これ終わりあるの？』
なんか更に数多くなってない？
「ちょっ、か、数が多すぎますっ！ 一度、撤退を…！」
撤退、したいんだけど…
『ええいっ！ こうなったら最終兵器っ！！ セイバー、ちょっと眩しくなるから気をつけて！！』
「はっ、はい！」
取っておきを見せてあげるっ！！
『日輪より君臨せしこの力、今我に力を与えよ。太陽は悪を敷き、月は悪を善に…！』
上に投げた宝石は、月の光によって光り出し…
◇◇◇◇
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月兎 - なんとなくでも自分で考えたなんて凄いです！更新頑張ってくださいね！楽しみにしてます！ (2020年5月15日 21時) (
レス) id: 6671492ea8 (このIDを非表示/違反報告)
＊雨玉花乃(プロフ) - 月兎さん» ありがとうございます！ここだけの話、実は出てくる呪文はトレースオン以外何となく私が考えたやつなんですよ。呪文は自己暗示に過ぎない、ってどっかに書いてあったので。 (2020年5月15日 20時) (レス) id: 1d92094334 (このIDを非表示/違反報告)
月兎 - fateの呪文が沢山出て来て、勉強になります！更新頑張ってくださいね、楽しみにしてます！ (2020年5月15日 20時) (レス) id: 6671492ea8 (このIDを非表示/違反報告)
＊雨玉花乃(プロフ) - ねづさん» ありがとうございます！更新頑張れます！！ (2020年4月27日 17時) (レス) id: 1d92094334 (このIDを非表示/違反報告)
ねづ - あっ、この夢小説好きです。（急にすみません）応援してます！更新頑張ってください！！！ (2020年4月27日 15時) (レス) id: 2a8953498e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：＊Kano | 作成日時：2020年4月19日 21時
