2 襲撃 ページ3
あの後2回転んでようやく抜けられました。
『あ、まだいた!』
あれから時間経っちゃってるからもういないと思った。
「あの人達ですか。喧嘩しているように見えるのですが」
『本当だ…』
箱を背負った人が、猪の頭?を被った人を引き止めながら、金髪の人を叱り付けている?
子供連れの親みたいだな。
『終わりそうにないから行ってみよっか』
「はい」
『あの、すみません』
「あ、はい。ぜ、善逸! 静かにしろ!」
3人の動きが止まる。
あれ?喧嘩止められた?
『道に迷ってしまいまして、ここら辺に泊まれるところありますか?』
「泊まれるところ…」
やっぱ無いかなぁ。
『…? セイバー?』
セイバーがきょろきょろしてる。敵でもいるのだろうか。
セイバーが見ている先に人影があった。
「下がって! あれは鬼だ!」
鬼?桃太郎?
よくわかんないけど、倒す対象かな。
「えぇ!? なにあれめっちゃいるんですけど!! 群れないんじゃないの!? なんで!!」
「善逸! 刀を持っていないあの子達を守らないと!」
鬼。邪悪?あ。
『やっちゃえ、セイバー!』
セイバーは鎧を纏い、見えない剣を構えて鬼とやらに斬りかかる。
「待て! 鬼は日輪刀でしか倒せない!」
えっ?日輪刀?
『あ、セイバー! あ、セイバー?』
見えない剣は鬼を斬り伏せ、鬼はそのまま消滅した。
剣は剣でも聖剣だったら鬼も倒せるのか?
『よし、セイバーそっち頼んだ!』
私は青い宝石を3つ取り出して、
『
それに宿った魔力を強化し、鬼の近く3カ所に撒いて足元を凍らせる。
足止めくらいにはなったと思う。
「なっ!これは…」
『今のうちに倒しちゃってください!』
この魔術は標的を足から凍らせ、時間が経つとやがて全身を凍らすという魔術。
全て凍りきったら、今度はどんどん硬くなっていく。
だから相手を倒すのが目的の場合、凍りきる前に倒さないと倒しにくくなる。
それに、使うと宝石戻ってこないからあんまし使いたくないんだよね…
鬼を全て倒した後、箱を背負った人がこっちにかけてくる。
「さっきの氷って、君がやったのか?どうやってやったのか?」
ぐいぐいくるじゃんこの人…
『あー、えーと、と、特異能力?』
「なぁ!お前、日輪刀も持って無いのになんで鬼倒せたんだ!?すげぇな!子分にしてやる!」
「こ、子分ですか…」
あっちも大変そう…
◇◇◇◇
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月兎 - なんとなくでも自分で考えたなんて凄いです!更新頑張ってくださいね!楽しみにしてます! (2020年5月15日 21時) (レス) id: 6671492ea8 (このIDを非表示/違反報告)
*雨玉花乃(プロフ) - 月兎さん» ありがとうございます!ここだけの話、実は出てくる呪文はトレースオン以外何となく私が考えたやつなんですよ。呪文は自己暗示に過ぎない、ってどっかに書いてあったので。 (2020年5月15日 20時) (レス) id: 1d92094334 (このIDを非表示/違反報告)
月兎 - fateの呪文が沢山出て来て、勉強になります!更新頑張ってくださいね、楽しみにしてます! (2020年5月15日 20時) (レス) id: 6671492ea8 (このIDを非表示/違反報告)
*雨玉花乃(プロフ) - ねづさん» ありがとうございます!更新頑張れます!! (2020年4月27日 17時) (レス) id: 1d92094334 (このIDを非表示/違反報告)
ねづ - あっ、この夢小説好きです。(急にすみません)応援してます!更新頑張ってください!!! (2020年4月27日 15時) (レス) id: 2a8953498e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:*Kano | 作成日時:2020年4月19日 21時