80話 ページ32
その時天哉くんが呟いた
飯田「三人とも…」
？
飯田「僕のせいで傷を負わせた、本当に済まなかった…
何も…見えなく…なってしまっていた……………！」
さくら「大丈夫大丈夫。誰にだってそんな事思う時があるから。次から気をつければ良いんだよ」ﾖｼﾖｼ
緑谷「…僕もごめんね
君があそこまで思いつめてたのに、全然見えてなかったんだ
友達なのに…」
飯田「−…！」
轟「しっかりしてくれよ、委員長だろ」
飯田「……うん…」ｺﾞｼｯ
さくら「まあとにかく、皆怪我したけど治って良かった。」
轟「さくら、自分の治してないだろ。」
さくら「うん。大丈夫。皆優先。」
ほんの5分〜10分の戦い。でもとても長く感じた
…………！これは………
小さな翼が羽ばたく音。それに気づいたのは私と、もう１人
グラントリノ「伏せろ！！」
緑谷「え」
「ヴィラン！！エンデヴァーさんは何を…」
いやでも…片目が…
さくら「わっ！」
飯田「緑谷くん！」
轟「さくら！」
「！血……やられて逃げてきたのか！」
あのプロヒーローさん状況把握遅め………？
緑谷「わあああ！！！」
脳無の動きが止まった…
ｽﾃｲﾝ「偽者が蔓延るこの社会も」
ｽﾃｲﾝ「徒に“力”を振りまく犯罪者も」
その私達の背後には、隠し持っていたナイフを振り上げたステインさんの姿が
そして、脳無の頭に突き刺した。
ｽﾃｲﾝ「粛清対象だ……ﾊｧ…ﾊｧ……」
それを素早く引き抜いて、私と出久くんを抱えてくれる。
…………ホントは、優しい人だったんだね……
ｽﾃｲﾝ「全ては正しき社会のために」
「助けた…！？」
「バカ、人質とったんだ」
「躊躇なく人殺しやがったぜ」
「いいから戦闘態勢とれ！とりあえず！」
ステインさんは、私と出久くんを殺す気なんか無いのに…
？？「何故一カタマリでつっ立っている！！？」
ｴﾝﾃﾞｳﾞｧｰ「そっちに１人逃げたはずだが！！？」
エンデヴァーさん…！
「エンデヴァーさん！！あちらはもう！？」
ｴﾝﾃﾞｳﾞｧｰ「多少手荒になってしまったがな！
して…あの男はまさかの…ヒーロー殺し────！！！」
ｸﾞﾗﾝﾄﾘﾉ「待て轟！！」
ｽﾃｲﾝ「贋物……」
ステイン「正さねば−−…
誰かが…血に染まらねば…！」
ｴﾝﾃﾞｳﾞｧｰ「────……！！」
ｽﾃｲﾝ「“英雄"を取り戻さねば！！」
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作者名：Toge−ken | 作成日時：2021年4月16日 22時
