52話 ページ4
麗日「わ”っ」
けれど勝己くんはお茶子ちゃんの行動を“見てから動いて”防ぎきった。
上鳴「あの反応速度なら煙幕はもう関係ねぇな」
触れなきゃ発動できないお茶子ちゃんの“個性”
勝己くんは並みの反射神経じゃないから少し分が悪いかな…
ﾌﾟﾚｾﾞﾝﾄﾏｲｸ《麗日 間髪入れず再突進！！》
爆豪「おっせえ！！」
麗日「っ！おらああああああ！！！」
お茶子ちゃん……
蛙吹「お茶子ちゃん……！」
峰田「爆豪まさかあいつそっち系の……」
峰田くんは何言ってんだろ……？
麗日「まだまだぁ！！」
ﾌﾟﾚｾﾞﾝﾄﾏｲｸ《休むことなく突撃を続けるが……これは……》
観客の皆もあからさまに分かる実力の差に顔を歪めながら観戦してた
「……あの変わり身が通じなくてヤケ起こしてる」
「なァ止めなくていいのか？大分クソだぞ…」
お茶子ちゃんは勝己くんに突っ込んでいく、勝己くんはそのお茶子ちゃんに爆発で攻撃をする
ずっとこの繰り返しだった
そんな戦いに嫌気が差したのか１人のプロヒーローが立ち上がった
「見てらんねぇ……！！
おい！！それでもヒーロー志望かよ！
そんだけ実力差あるなら早く場外にでも放り出せよ！！
女の子いたぶって遊んでんじゃねーよ！！」
「そーだ そーだ」
"上"を見てないんだね…
相澤《今遊んでるっつったのプロか？何年目だ？》
ドスの効いた冷たい声
ブーイングをしていた客が黙った
相澤《シラフで言ってんならもう見る意味ねぇから帰れ｡帰って転職サイトでも見てろ
勝己はここまで上がってきた相手の力を認めてるから警戒し迎撃し続けてんだろ
本気で勝とうとしてるからこそ手加減も油断も出来ねぇんだろうが》
消太兄……
麗日「そろそろ……か…な…ありがとう爆豪くん…油断してくれなくて」
爆豪「あ……？」
勝己くんの距離なら気づかなくても分かるよ。でもね、客席にいながから気づかずブーイングしてたプロは恥ずかしいよね？
低姿勢での突進で勝己くんの打点を下に集中させ続けて……
“武器を蓄えてたんだよ”
そして絶え間ない突進と爆煙で視野を狭めて上を見させず、悟らせなかった
麗日「勝あアアァつ！！」
頑張って…お茶子ちゃん！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 12人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Toge−ken | 作成日時：2021年4月16日 22時
