生徒会長と直接的生徒会勧誘 ページ4
「綿貫くん……?
これ、どういう状況……?」
「は?A、お前椿さんに余計な事言っただろ?」
余計な事……?
思い当たる節が…………
『私は……そう思いません!
本は勇気を与えてくれます!
必死で頑張れば、必ず幸せは待ってます!!』
『あっはは!……今年の図書一年生委員は面白いね! 君、名前は?』
『君、気に入っちゃった。
また来るね、A』
…………あった。
「え、でもアレは……余計な事じゃないと思うんだけど……」
「俺らからしたら面倒臭いんだよ……」
「え……ごめんなさい」
「あー謝らなくて良いから」
綿貫くんってこんな感じだったっけ……?
真昼と居る時はこんなキャラじゃなかったような……。
あ、真昼って言うのは、私の幼馴染みの城田真昼の事だよ。
「俺から言うより……椿さん。貴方が言い出したんですよね?
さっさと言えよアホギツネ」
綿貫くん、先輩に対する敬意が……。
「ごめん桜哉。あとアホギツネって呼ばないで欲しいな(´・ω・`)」
先輩のしょぼくれた顔が可愛い……。
とか思っていたら、先輩は私の肩を優しく掴み、自分と目を合わせた。
「何、ですか……?」
「A。是非とも、生徒会に、入って欲しいんだ」
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