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三日月side
皆呆然と立ち尽くしていた
刃はいつの間にか下を向き、鈍く光を反射させていた
誰も何も言えなかった
いや、きっと半分は理解が追いつかなかったのだろう
なぜなら知らないからだ
そう、知らないはずなのに
それなのに何故、この娘はあの人のことを…
��主��のことを知っているんだ
三「…」
わからない
どこで
なにもかも消したはず
それなのに
焦る俺の心を見透かすように
女は続けた
まるで作り物のような冷たい顔で
『一人目の審神者のことですが』
三「！！」
『わかったことはほとんどありません』
『どれもこれも確かとは言い難いものばかりでした』
『ですが…』
『…』
『日記を、見つけました』
三「…日記…？」
『えぇ』
『その内容から一人目の存在とその審神者のことを知りました』
『…ここからは推測ですが、多分男』
『それなりの年齢できっとおおらかな人だったのではないでしょうか』
『あとは、細かい作業が苦手で、読書が好きだったこと』
『寂しがり屋で意外と根に持ちやすいこと』
『面白いことが好きなこと』
『優しい人であるということ』
『そして』
『あなた達を心からおもっていたこと』
この娘は笑っても瞳では笑わない
全て瞳の奥底へと隠してしまう
だが、違った
今だけは
その一瞬
瞬きをすれば見逃していたであろう一瞬
ぐらり藤色の瞳が揺れた
それは苦しみだった
なぜ
なぜお前が苦しむ
そんなに辛そうな瞳をする
なぜ
俺の疑問が消える前に娘は俺に問うた
またあの顔で
『三日月宗近』
『今ここで、貴方に聞きます』
『…この人のことを知っていますか』
冷たさ、無機質さの交じる揺らぎのない声音
それはもう
俺に逃げ場がないことを示していた
「…」
「…かなわんなぁ…」
くしゃりと俺は笑うことしかできなかった
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雫(プロフ) - 清香さん» アニメは夏目友人帳、ヒロアカ、七つの大罪などバトルものや妖怪ものが好きです！もちろん他ジャンルも好きです！この作品の小説を書いて欲しいという要望はとてもありがたいのですがこちらも機会を伺わせていただきます！ (2019年4月10日 23時) (
レス) id: 9a4f2b7d3b (このIDを非表示/違反報告)
雫(プロフ) - 清香さん» ありがとうございます！現在、他作品と並行してこの作品を作っているので申し訳ありませんが新しい作品を作ることはできません。ごめんなさい<(_ _)>ただ、新しいもの書きたい気持ちはあるのでまた、その時はリクエストお願いします。 (2019年4月10日 23時) (レス) id: 9a4f2b7d3b (このIDを非表示/違反報告)
清香 - 面白いです！リクエストして大丈夫ですか？リクエストとは新しく作って欲しい小説です。知っているアニメ教えて下さい(｡･ω･｡) (2019年4月10日 21時) (レス) id: 97908b673d (このIDを非表示/違反報告)
雫(プロフ) - ちょび梅さん» 感想ありがとうございます！ご指摘ありがとうございます、申し訳ありません(汗)以後気をつけます<(_ _)> (2019年4月9日 1時) (レス) id: 9a4f2b7d3b (このIDを非表示/違反報告)
ちょび梅(プロフ) - お話面白いです。ですが歴史遡行軍ではなく、時間遡行軍です。 (2019年4月8日 20時) (レス) id: fee9bd79ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雫 | 作成日時：2018年11月29日 23時
