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『訳が分からない、という顔ですね』
目の前にいる刀は困惑していた
青い双眸はゆらゆらと揺れている
『…』
『…一人目…いえ、正確には二人目でしょうか』
『瑠美、という女をご存知ですね…？』
三「っ…！！」
小「その名を出すな！！！！！」
ぐっと刀に力が込められる音がした
いきり立つ四振りをよそに三日月宗近は焦っていた
背中に冷たいものが流れる
何故だ
わからない
どうしてこの娘の言葉がこんなにも自分を動揺させているのか
だが同時に悟っていた
己の記憶が曖昧なことに
これは真実だということに
『彼女は…貴方達をここまで荒ませた張本人です』
『この審神者の情報を調べるのは容易でした』
『生年月日、出生、学歴、性格、病気や私生活』
『調べれば面白いほどに容易く出てきました…』
『…ですが…わからないことが一つだけ』
『…』
『ここの審神者になった経緯が不明なのです』
本来、審神者になる方法は二つ
年に二度行われる審神者適応試験を受けるか
もしくは、実績を見込まれスカウトされるか
基本的にそれ以外の方法はない
だが、この娘は霊力も高くなければ実績もない
試験を受けた形跡もなく、スカウトされたわけでもない
ならば何故？？？
答えは簡単だ
『…親の権力、ですね…』
三「っ！！！」
『ここからは私の推測ですが…』
『初めにこの娘は親の権力にものを言わせ、審神者となろうとした』
『しかし、政府はなかなか受け入れてくれない』
『大金を積んでも、色仕掛けをしても』
『なかなか靡いてはくれなかった』
『そして、痺れを切らした彼女は思ったのでしょう』
________貰えないなら奪えばいい
『そうしてこの本丸に見習いとしてやってきた』
『審神者になることは不可能でも見習いとして潜り込ませることは、まぁ…できなくはないです』
『本来ならばすぐにバレるはずだった』
『だけど、時期が悪かった』
『その時期政府は多忙でした』
『不景気、出現頻度が高くなる時間遡行軍、そんな中恵まれない人材、民衆の反発』
『きっと、気づけなかったのでしょうね』
『そうして、彼女はここへやって来た』
『そして』
『見事、この本丸を手に入れた、ということです』
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雫(プロフ) - 清香さん» アニメは夏目友人帳、ヒロアカ、七つの大罪などバトルものや妖怪ものが好きです！もちろん他ジャンルも好きです！この作品の小説を書いて欲しいという要望はとてもありがたいのですがこちらも機会を伺わせていただきます！ (2019年4月10日 23時) (
レス) id: 9a4f2b7d3b (このIDを非表示/違反報告)
雫(プロフ) - 清香さん» ありがとうございます！現在、他作品と並行してこの作品を作っているので申し訳ありませんが新しい作品を作ることはできません。ごめんなさい<(_ _)>ただ、新しいもの書きたい気持ちはあるのでまた、その時はリクエストお願いします。 (2019年4月10日 23時) (レス) id: 9a4f2b7d3b (このIDを非表示/違反報告)
清香 - 面白いです！リクエストして大丈夫ですか？リクエストとは新しく作って欲しい小説です。知っているアニメ教えて下さい(｡･ω･｡) (2019年4月10日 21時) (レス) id: 97908b673d (このIDを非表示/違反報告)
雫(プロフ) - ちょび梅さん» 感想ありがとうございます！ご指摘ありがとうございます、申し訳ありません(汗)以後気をつけます<(_ _)> (2019年4月9日 1時) (レス) id: 9a4f2b7d3b (このIDを非表示/違反報告)
ちょび梅(プロフ) - お話面白いです。ですが歴史遡行軍ではなく、時間遡行軍です。 (2019年4月8日 20時) (レス) id: fee9bd79ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雫 | 作成日時：2018年11月29日 23時
