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『乱…大丈夫かな…』
厨に向かいながらそんなことを呟く
あの後、乱と話した内容は私のことと、それと一期一振についてだった
一期一振にもっと笑ってほしい
心の底から今の生活を楽しんでほしい
それが彼、いや、彼等の望みだ
『…頑張れ、乱…』
色々考えてるうちに厨についた
『失礼します、ちょっといいで』
ヒュｯ！！！
『！』
うーん…この感じ久々だな…
『包丁を投げるなんて危ないじゃないの』
『和泉守兼定』
和「てめぇ…何しに来やがった…！！！」
『万屋に行くから備品の確認をしに来ただけだよ』
和「チッ」
和「とっとと失せろ人間！！」
和「何奴も此奴も、人間なんかに縋り付きやがって！！！」
『…口が悪いね』
和「人間なんてどうせ裏切るんじゃねぇか」
和「そんなやつ信用してなんになるってんだよ！！」
『…じゃあなんでお前はここにいるの』
和「あ"？」
『人間の管理下にある本丸と言う場所で、人間である碧の刀として、人間のように暮らすんだい？』
『なぜお前はそんなに継ぎ接ぎであやふやなんだ？』
和「っ！！！減らず口を！！！」
歌「やめないかっ！！！」
『「！」』
『歌仙…』
和「之定…っ…でもこいつは！！！」
歌「和泉守、厨は争いごとをする場ではない」
歌「ここで彼女をせめて何になる？」
歌「君の気持ちはわかる」
歌「だが、そろそろ向き合うべきなんじゃないか…？」
和「っ…うるせぇっ！！！！」
そう叫ぶと私を突き飛ばし、廊下を掛けていった
尻もちをついた私に歌仙は手を差し伸べてくれた
歌「…すまない」
『なんで歌仙が謝るのさ』
歌「僕の注意不足だ…君は悪くないと言いたかったんだけど…」
『…』
『いいよ』
歌「え…？」
『それは歌仙が言うことじゃない。まして、誰かに言われることでもない』
『彼が私を見て、知って、決めることだ』
『善悪なんて人それぞれだし』
歌「…」
歌「そうだね……そうかもしれないな」
『そうだ！歌仙！』
歌「？なんだい？」
『備品の点検手伝って』
歌「！…全く君は…あんなことがあったばかりだと言うのに」
『投げられた包丁も取りに行かないとなー…』
『歌仙ー、私包丁拾ってくるねー』
歌「え、あぁ」
歌「…」
歌「はぁ…」
歌「ｸｽｯ…まったく…仕方の無い子だ」
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雫(プロフ) - りんごさん» ありがとうございます(´；ω；｀)更新不定期で本当に申し訳ないですが皆様のために一生懸命頑張らせていただきます！！ (2018年11月4日 20時) (
レス) id: 9a4f2b7d3b (このIDを非表示/違反報告)
りんご - とっても面白いです！これからも更新頑張ってください！ (2018年11月3日 8時) (レス) id: 91c25a98c1 (このIDを非表示/違反報告)
雫(プロフ) - ちよさん» ありがとうございます！！勝手な作者の自論ばかりですがそれでも感動してくださるのはとても嬉しいです！！これからも更新頑張らせていただきます！！ (2018年6月20日 20時) (レス) id: 9a4f2b7d3b (このIDを非表示/違反報告)
ちよ(プロフ) - 気にって1話から読みました…すごく感動しました！！主人公の言葉に泣きました…！続きがとても気になります… (2018年6月20日 18時) (レス) id: f456198ec0 (このIDを非表示/違反報告)
雫(プロフ) - 夜流さん» ありがとうございます！！未だ話の内容の進行度が亀でほんとに申し訳ないのですが、感動や共感などどれも嬉しいことばかりで私の動力になります！！皆様のためにもこれからも頑張らせていただきます！ (2018年6月17日 10時) (レス) id: 9a4f2b7d3b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雫 | 作成日時：2018年6月12日 21時
