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天side
龍と楽とリビングで朝ごはんを食べていた時、楽が異変に気づいた。
｢ Aのやつ、起きるの遅くねえか？ ｣
時計の針は７時半を回っていた。流石にもう起きていないとおかしい時間だ。
｢ 施設では起床指定はなかったのかな ｣
｢ いや、あるでしょ。……体調崩しちゃったのかな ｣
｢ …有り得るな。でも悪い、俺今からクリニックの準備しに行かないといけねえ… ｣
｢ 俺も… ｣
楽と龍は、Aが少しでも早く学校に行けるように、と、クリニックの設計を頑張っていた。いつも2人ずつで回していて、今日は僕が休みの日だった。
｢ いいよ。僕が行ってくる。気をつけてね、鉄材がぶっ刺さって重症、なんてシャレにならないから ｣
｢ あはは… ｣
じゃあ、行ってくるよと２人は家を出ていく。
部屋に行くと、Aは魘されていた。すごい量の汗をかいていて、髪の毛も汗でくっついてしまっている。
引き出しからタオルをひとつ取って、汗を拭いてやる。拭いている時に触れる体温は、驚くほど高かった。このまま魘されて続けていたら、Aも疲れてしまうと思って、肩を優しく叩いて起こす。
｢ A、A。起きて、A。｣
何度も何度も名前を呼んでも、起きないA。
( やばいな…。)
｢ A、A！！ ｣
さっきより少し強めに肩を叩くと、ん、と弱々しく目を開けた。
｢ A、わかる？？聞こえたら、右手握ってみて？ ｣
Aの右手に手を置く。弱々しく、きゅっと握られた。
( …意識はあるね。よかった… )
｢ 大丈夫？お熱出ちゃったね。急に違う環境に移ったから、体がびっくりしちゃったかな ｣
僕はそう言いながらAの服を緩めて体温計を入れる。
｢ ごめんね、気づいてあげられなくて。すごく魘されてたけど、もう平気？ ｣
そう問いかけた途端、Aの呼吸の仕方が変わった。何かに怯えているような、そんな呼吸の仕方。やばい、と思った時にはもう遅くて…
｢ はあっ、はあっ… ｣
過呼吸を起こしてしまった。
｢ A、大丈夫だから。ごめんね、変なこと聞いちゃったね。嫌だったね。ゆーっくり、ここに深呼吸してみて ｣
近くのゴミ箱の底から、白いレジ袋を取り出して、Aの口に当てる。
｢ 僕の真似をして。大きく吸ってー…ゆーっくり、吐いて… ｣
そのまま呼吸指導をしていくと、Aの呼吸は元に戻っていった。
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@chihiro - 1年ぐらい？たっちゃってるけど更新はしないんですか？ この作品大好きです！ (2019年10月2日 19時) (
レス) id: 94cd216a66 (このIDを非表示/違反報告)
かりん(プロフ) - 返信ありがとうございます。そうなんですね！分かりました！気長に待ち続けさせていただきます(^-^) (返信はなくても大丈夫です） (2019年8月15日 18時) (レス) id: 90e6d14d31 (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - かりんさん» かりん様 コメントありがとうございます。メインではなくなってしまいますが、下書きを頑張ってみます。ゆっくり更新になりますがよろしくお願いします(>_<;) (2019年8月15日 18時) (レス) id: b9611db760 (このIDを非表示/違反報告)
かりん(プロフ) - この作品の続きをもっと見てみたくなりました！無茶なお願いだとは分かっているのですが、この作品の続きをまた、書いていただくことはできませんか？ホントに申し訳ないです。(無理であれば全然大丈夫です。） (2019年8月15日 15時) (レス) id: 90e6d14d31 (このIDを非表示/違反報告)
かりん(プロフ) - こんにちは！突然のコメントごめんなさい。この作品を昨日発見しました！見させていただいたらすごく好きな作品になりました(^-^) なぜもっと早く見つけられなかったんだろうと後悔しております(^-^; (2019年8月15日 15時) (レス) id: 90e6d14d31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：∞かな∞ | 作成日時：2018年3月7日 21時
