〇 えぴそーどふぁいぶ 〇 ページ25
天side
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龍から電話があった時は、ものすごく焦った。
" Aが倒れて、南総に運ばれた " と。
僕は少し用事があって家に帰るのが遅くなってしまって、龍から電話がかかってきたのは10時を過ぎていた。
急いでタクシーを拾って南総に連れていってもらって。
救急に急いで、診察室の前に行くと、龍と楽が待っていた。
「 楽!龍! 」
僕が声をかけると、2人はこっちを向いた。
「 天…! 」
「 Aは!?Aはどうなったの!? 」
僕が興奮して聞くと、楽が僕の前に立った。
「 大丈夫。二階堂と逢坂が処置してくれてる。大丈夫だから… 」
「 …っ。A…… 」
ガラガラ…
「 …二階堂! 」
「 もう大丈夫。今は眠ってるけど、明日には目覚ますと思う。ちょっとO2の値が低かったからマスクしてるけどな 」
「 よかった…。 」
緊張でこわばっていた身体の力が抜けて、その場にすとんと崩れ落ちる。
「 おーおー…。九条、お前もだいぶ疲れてるだろ。今日はここで休んでけ。八乙女と十さんはどうするよ? 」
「 俺らは明日のことあるしな…。家帰るか 」
「 そうだね…。大和くん、天のこと頼んでもいい? 」
「 おう。明日見舞いくるだろ??ナースステーションに誰かしらいるだろうから、俺呼んでって言っといて。あと、リクに会いに行ってあげて?あいつ喜ぶと思うから 」
「 陸…… 」
「 あー…悪ぃ、ここで言った俺が馬鹿だった。ほら九条、歩けるか? 」
ふらふらの僕を支えながら仮眠室のベッドに寝かせてくれる大和。
「 第2は誰も使わねえから、安心して寝な。明日八乙女たちが来たら呼びに来るから、それまでここで寝とけ。 」
「 ん…ありがとう…… 」
そう言って、僕の意識は飛んでいった。
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@chihiro - 1年ぐらい?たっちゃってるけど更新はしないんですか? この作品大好きです! (2019年10月2日 19時) (レス) id: 94cd216a66 (このIDを非表示/違反報告)
かりん(プロフ) - 返信ありがとうございます。そうなんですね!分かりました!気長に待ち続けさせていただきます(^-^) (返信はなくても大丈夫です) (2019年8月15日 18時) (レス) id: 90e6d14d31 (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - かりんさん» かりん様 コメントありがとうございます。メインではなくなってしまいますが、下書きを頑張ってみます。ゆっくり更新になりますがよろしくお願いします(>_<;) (2019年8月15日 18時) (レス) id: b9611db760 (このIDを非表示/違反報告)
かりん(プロフ) - この作品の続きをもっと見てみたくなりました!無茶なお願いだとは分かっているのですが、この作品の続きをまた、書いていただくことはできませんか?ホントに申し訳ないです。(無理であれば全然大丈夫です。) (2019年8月15日 15時) (レス) id: 90e6d14d31 (このIDを非表示/違反報告)
かりん(プロフ) - こんにちは!突然のコメントごめんなさい。この作品を昨日発見しました!見させていただいたらすごく好きな作品になりました(^-^) なぜもっと早く見つけられなかったんだろうと後悔しております(^-^; (2019年8月15日 15時) (レス) id: 90e6d14d31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:∞かな∞ | 作成日時:2018年3月7日 21時