24.反対 ページ24
Aside
玲王父「Aからもサッカーを辞めるよう言ってもらえないかな」
現在進行形で玲王パパに呼ばれている。
玲王父「まさか玲王にサッカーを勧めたのはAではないだろうね?」
それについては、正解でもあり不正解でもある。
実際私が目に見えて「玲王にサッカーをするよう唆したことは何か?」と聞かれ取った行動と言えば、
『W杯決勝戦を一緒に観戦したことくらいですかね』
ぶっちゃけ本当にこれくらいしかしていない。
私でも調子抜けするくらいに玲王はあっさりサッカーに興味を持ってくれた。
凪のことも、半ば強引だけど引き摺り込んでくれたし。
やっぱりずっと近くにいると考えが似てくるのか?と思ったりもした。
『辞めさせられるかは分かりませんが、手始めに強豪校との練習試合を持ちかけてみるのはどうでしょう?負けたら辞める、という条件で。』
玲王パパ側につく雰囲気を醸し出しとこう
玲王父「なるほどね。」
話は聞いてくれそう
持っていたタブレットで“サッカー”“強豪校”と検索し、ヒットした学校を見せる。
『青森駄々田高校なんていかがです?』
サッカー素人でも耳馴染みがあるくらいの強豪校であり伝統校。
玲王父「その案を採用しよう」
そして私はこの案を利用しよう。
そもそも玲王と凪が欲しくて私は動いているわけだし。
玲王父「もし玲王がその試合に勝ったとしたら?」
『それは困りましたねぇ』
お互い軽やかに会話をするフリをする。
玲王父「そこで相談だ!」
玲王パパはその一言を皮切りに、今日私を呼び出した本当の狙いを話し始めた。
『構いません。ただし』
私の方で少し条件を加えさせてもらった。
玲王父「よし決まりだ!」
大きく頷く玲王パパ。
玲王父「なぜそこまでするんだい?」
突然に唐突な質問
ジッと視線を合わせ、私の本心を探られる。
『私は何があっても玲王の味方をすると決めています』
玲王父「私も応援したいとは思っているよ」
応援?邪魔ではなく?
それに私は応援じゃない、味方だ。
玲王のために私が使える駒になれるなら、ポーンにでも歩兵にでも喜んでなってみせるよ。
396人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
かにみそ(プロフ) - 緒臣さん» コメントありがとうございます!豹馬くんにはあの綺麗なお顔でシレっと強気でいて欲しいと個人的に思っています。笑 (2022年11月6日 21時) (レス) id: 095408bbf2 (このIDを非表示/違反報告)
緒臣(プロフ) - 豹馬くんかっこよすぎてかっこよ死しました (2022年11月6日 20時) (レス) @page47 id: 284adcf210 (このIDを非表示/違反報告)
かにみそ(プロフ) - airaさん» コメントとても嬉しいです!ありがとうございます^ ^ 応援頂けると本当に頑張れます!今後も是非遊びに来てください! (2022年10月24日 19時) (レス) id: b4f4061743 (このIDを非表示/違反報告)
aira(プロフ) - 凪くんと玲王くんの小説どタイプすぎます泣更新頑張ってください!楽しみにしてます♡ (2022年10月23日 23時) (レス) @page7 id: 45cab6be0f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:かにみそ | 作成日時:2022年10月22日 14時