世界を守る一人の少女 (ページ34)

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『シ…エル？』

シエルが倒れた？

『シエル？』

シエルが私にもたれて倒れた

『あ…あ…』

サ「A？大丈夫か⁉」

コ「大変！早く医寮室へ！」

『私じゃなく…てシエ…ルをシエルを助…けてお願い…します…大切な…人なの』

サ「わかったから、お前もしっかりしろ！」

シエルが医寮室に運ばれて今、私の目の前のベッドで寝ている

『…シエル』

コ「命に別状はないから大丈夫だよ！」

サ「結構、失礼だけど、Aにとってシエルはどうゆう存在なんだ？」

『シエルは、いつも、私を守ってくれる存在だった。私の、大好きな人は毎日毎日私のところにやってきて、こうゆう事があったんだ！こうゆう奴に出会ったんだ‼って毎日違う話をしてくれたよ。私だって、初めから好きだった訳じゃなくて、そんな子供っぽいような一生懸命なところに惹かれていって…でも彼だって仕事がある。私と会えない日が続くこともあった。その時、「大丈夫だって！」ってケーキと紅茶を持って私のところに来てくれて慰めてくれていたのがシエルだった。シエルはね、親に捨てられたらしいの…それを見つけたのが私だった。名前をシエルって付けて弟のように可愛がって、大切な人を守れるように強さも教えた。これが私とシエルの過去だよ』

サ「そうだったのか…悪いなそんなこと聞いて」

『そんなことない。私ね…サボが革命軍に勧誘してくれた時、凄く嬉しかったの。皆と居たいって思ったから…でも、わか…ったでしょ？私…は命を狙…われてる』

サ・コ「‼」

『私は…なんて弱いの！私個人の問題で大切なシエルを傷付けてしまうなんて！サボとコアラにも迷惑をかけた‼私は革命軍には入れない！』

サ「そんなことねぇよ！」

コ「Aちゃんのせいじゃない！あれは敵が二人を攻撃していたの！」

『でも！私は私の為に誰かが傷つくのをもう見たくないの！』

あのな…思いは

シ「優しいね…変わらないよ。」

『シエル‼よかった！』

シ「あのねA、君は小さい身体で大きな思いを背負いすぎたんだ。そんなところはお姉さんにそっくりだね」

『え？そう、なの？』

シ「ふふっ、そうだよ？隠れたところでいつもないて僕が慰めていたよ…姉妹そろってそっくりだよ。」

『私は…』

シ「あのね、A。僕はとても弱いんだ。今回みたいにAを守れない時があるだから、守ってくれる人が必要なんだ。Aの本当の気持ちを聞かせて？」