世界を守る一人の少女 (ページ29)

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シエルサイド

サ「A遅いな」

コ「それほど何か考えているんでしょ？私たちが触れてはいけない気がする」

シ「ありがたいけど…流石に遅いかな…」

サ「何か起きたとかか？」

シ「Aならある程度の敵なら対処が出来るけど」

コ「けど？」

シ「あいつらが来たら…」

サ「あいつら？って？」

やば…軽いノリで言っちゃったな…

シ「なんでもないよ」

サ「なんでもないことはないだろ」

シ「…僕は君達を信じている」

コ「どうしたの？」

サ「俺達も信じているぞ？」

シ「だから、言うね。あいつらっていうのは…Aの命を狙っている奴等のこと」

サ「狙われてる⁉」

コ「どうして？」

シ「Aのある持ち物を探しているんだ」

サ「持ち物の為だけに命を狙って？」

シ「そう。可笑しいよね。ただ、幸せになりたいって願っているだけなのに」

コ「どうして、私達に？」

シ「これは、僕がAを革命軍に入れたい理由なんだけど、君達ならAを守ってくれると思ったから」

サ「そうなのか…」

コ「私達の事を信じてくれてありがとう」

シ「いや…こちらこそ」

『うわぁ！やめて！』

シ「A？」

自分でも声が震えているのがわかった

サ「シエル？」

コ「どうしたの？顔色悪いよ？大丈夫？」

シ「Aが…危ない！」

僕は走りだした。Aがいるところに

サ「確かなのか！」

シ「間違いない！コアラ！君はドラゴン様を呼んできて」

コ「わっ分かった！」

シ「急ぐぞ！」

サ「あぁ！」

走り…ドアの前にきたが

シ「やっぱり結界！」

仕方ない

シ「百鬼夜行！」

ﾀﾞﾝｯ!!!!!!

サ「Aは無事か⁉」

『来てくれた』

Aはいつもと変わりない笑顔で僕達に言った

シ「…鬼」

『あはは(^。^;)ちょっと捕まっちゃった』

？「このお方がなかなか宝を渡してくれなくて困っているんですよ(´д｀)だから、貴方が持っているなら渡してください」

『だーかーらー、知らないって…!!!!!!』

シ「A‼…その前にAの事を解放してくれない？」

？「嫌と言ったら？」

シ「貴方を倒す！」

『ﾊｧﾊｧ…シエル！』

シ「A？」

『あとは、…頼んだ(^^)』

シ「え！？まって‼」

？「あーあ、呑み込まれちゃった」

シ「ったく！サボ君！…Aの事は頼んだ。僕はこいつを倒すから」

サ「わかった」

？「さて、始めましょう。コロシアイを」