百六難 ページ10
夕食中、光のもとへ行って散々悪口を言ってやった。もちろん、昼間のお返しだ。
誰かの携帯が鳴って見渡すと
沙苗｢…！！｣
沙苗が驚いた顔をしていた。
何があったのかよく分からないけど心無しか少し嬉しそうだった。すごく複雑な顔してるけどね。
すると私の携帯も鳴った。
[ありがとうございます。
from:光]
ものすごく短い文が送られてきた。ってかこれなら直接言いなよ…。
まぁ、何かいい事があったんだろう。そんな風に楽観視して夕食を食べた。
A｢さて…実衣香どうする…？｣
夕食も風呂も終わってあとは寝るだけ。そんな時間だけれど今日はそれで終わらない。
王様との戦いだからね。
実衣香｢これから、景吾に会いにいくわ｣
実衣香は決意したように力強い声で答えた。
A｢頑張れ。戻っ…なんでもない。気持ち全部伝えられるといいね。｣
自分なりにエールを送った。
実衣香は頷くと小走りで部屋へ行ってしまった。
A｢よし。見に行こ。｣
大変デリカシーの欠片もない話だが気になるのでこっそり見ることにした。
柄にもなくスキップをして実衣香のいるであろう部屋に向かっていると
白石｢おぉ、どうしたん陸宮さん。｣
四天宝寺部長の白石さんと鉢合わせしてしまいました…。
A｢あ、えとお見苦しい所をお見せしてすみません…。あのですね…｣
ことの顛末を話すと白石さんはくっくっと笑いながら
白石｢陸宮さんもやっぱり俺らと同い年なんやな〜。ほな、俺もついてってええか？｣
驚いたことに白石さんも行くと言い出した。
別にわたしが止められる訳でもないので｢構いませんよ｣と言うと
白石｢堅苦しい敬語はなしな？｣
のぞき仲間やろといたずらっぽく笑って歩き出した。
テニスをしてるときの白石さんはとても大人っぽくて遠い存在な気がしてたけど、案外子供っぽくてギャップってこういうことなのかな〜と思いながら私も白石さんの後を追った。
A｢つきま…着いたね。｣
白石｢どんな様子やろ…｣
コソコソとドアの前で聞き耳を立てている私たちは傍から見たらとても滑稽だろう。でも、何故かこんなことが楽しいのだ。
バカバカしいけどすごくワクワクして楽しかった。
実衣香｢景吾。｣
跡部｢……な、なんだ…？｣
実衣香｢私…っ。景吾が大っ嫌い！！！！！｣
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結野(プロフ) - 続き！楽しみにしてます！頑張って下さい！ (2019年1月16日 22時) (
レス) id: f792b77764 (このIDを非表示/違反報告)
狐いろ - めめこむまーりんさん» やっと更新出来ました…！続きを楽しみにして下さって本当にありがとうございます！ (2018年10月21日 18時) (レス) id: 4d47f32001 (このIDを非表示/違反報告)
狐いろ - あいあいあいああいさん» 続きます！長らく更新停止していてすみませんでした…。また、カタツムリ更新ですがもし良ければよろしくお願いします…！ (2018年10月21日 18時) (レス) id: 4d47f32001 (このIDを非表示/違反報告)
めめこむまーりん(プロフ) - 続きが凄く気になってます。更新をお待ちしてます。 (2018年10月11日 13時) (レス) id: 43047aa610 (このIDを非表示/違反報告)
あいあいあいああい - これって終わったんですか？続くんですか？ (2018年7月29日 16時) (レス) id: 47db81ffde (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：狐いろ | 作成日時：2018年2月16日 17時
