百三難 ページ7
光里｢私、Aとの話を丸井君に相談したの。すごく真摯に聞いてくれて、沢山励まして貰った。それで悩んでた時に罰当たりだけど…｣
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丸井｢光里の気持ちもわかる。と言うか俺も自分のために大切なやつが犠牲になろうとするのは嫌だな。｣
光里｢うん。でも、だからって私Aを突き放してしちゃった…。｣
丸井｢ああ。俺は陸宮の気持ちもわかるぜ。｣
光里｢…え？｣
丸井｢大切なやつを危険な目に合わせちまった。それで自分の不甲斐なさに腹が立って、もう二度と同じことを繰り返さないようにって。あいつも必死なんだろい？｣
丸井｢いい家族だな｣
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光里｢そう言って私の頭を撫でてくれて…その時はすごく安心したの。そ、れと…ぅれしかった…｣
思っていたのとは斜め上の話で若干驚きながら良かったねと笑う。
怪我の功名ってやつだ。良い方向に転んだなら良かった…。
ひと安心していると光里がまた口を開いた。
光里｢でも、相談に乗ってもらってから丸井君は私を妹みたいな目…なんだかAと同じような雰囲気になったの…｣
？
ということは妹扱いされていると…(と言うか私ってそんな感じだったかな…？)
光里｢私…子供っぽいかしら…｣
真剣に悩んでいる光里がとても女の子で可愛いなと不謹慎だけどそう思いつつ
A｢子供っぽいと言うより、守りたくなる感じ。心配しなくても丸井君は光里のこと好きだよ。｣
と確信を持って言う。
私達の関係の相談に乗って、光里をずっと励まして…丸井君は最初刺々した印象だったけど、とってもいい人だった。
A｢大丈夫だよ、光里はそのままで十分可愛いから。｣
多分、ここ数ヶ月で1番の笑顔で笑いかけたはず。光里には是非幸せになって欲しい。
多分私は根っからの他人主義なのだ。
自分を犠牲にとかそういうんじゃない私は人が幸せになってくれることが嬉しい。
何かが私の腑に落ちてまたスッキリした。
目の前では光里が何故か照れて怒っている。
光里｢もう！大好きだから！｣
不意の告白にびっくりしながら｢私もだよ｣と微笑み返した。
もちろん、心の中で丸井君にごめんねって軽く謝りながら。
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結野(プロフ) - 続き！楽しみにしてます！頑張って下さい！ (2019年1月16日 22時) (
レス) id: f792b77764 (このIDを非表示/違反報告)
狐いろ - めめこむまーりんさん» やっと更新出来ました…！続きを楽しみにして下さって本当にありがとうございます！ (2018年10月21日 18時) (レス) id: 4d47f32001 (このIDを非表示/違反報告)
狐いろ - あいあいあいああいさん» 続きます！長らく更新停止していてすみませんでした…。また、カタツムリ更新ですがもし良ければよろしくお願いします…！ (2018年10月21日 18時) (レス) id: 4d47f32001 (このIDを非表示/違反報告)
めめこむまーりん(プロフ) - 続きが凄く気になってます。更新をお待ちしてます。 (2018年10月11日 13時) (レス) id: 43047aa610 (このIDを非表示/違反報告)
あいあいあいああい - これって終わったんですか？続くんですか？ (2018年7月29日 16時) (レス) id: 47db81ffde (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：狐いろ | 作成日時：2018年2月16日 17時
