グレイトギフトの沼にドボンした人が書いた夢(短編:中編集)

続き ページ10

本「あ……どうも」

「どうも……？」

慌てる様子で本坊を見る。本坊は落ち着いた様子でAを見ている。

本「もう無理しないでくださいね」

そう言って本坊はAの頭を撫でた。Aはよく分からないが照れている。

ギュッ

本坊はAを抱きしめ言った。

本「本当に、もう無理して仕事しないでください。倒れちゃいますよ」

心配そうに本坊は言う。Aは混乱しながら顔を赤くして、少しうめいた。

「もう……本坊…さん！」

Aは逆に抱きしめ返した。本坊はAの意外な行動に驚き、そして頬を赤く染めた。

「心配してありがとうございます。大好……き」

そう言った後Aから声が聞こえなくなった。

本「A！？だいじょ……」

Aは寝ていた。本坊は安心したように息を吐き、困ったように笑った。

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