検索窓
今日:5 hit、昨日:9 hit、合計:828 hit

続き ページ9

「やっちゃったかな……」

夜、久留米と飲み屋で飲みながら話をしていた。久留米とは同期で気を置かずに話せる仲だ。

久「さすがに押し退けたのは良くないと思いますよ」

「だよねえ〜」

頭を抱えながらハイボールを一口飲んだ。今日はあのまま帰ってしまいずっとベットで寝込んでいた。

久「まあ明日にでも話したら良いんじゃないですか?」

興味が無さそうに答える。Aは口を尖らせ

「そんな事言わないでよぉ〜」

笑って言う。元々酒に弱いはずなのにヤケ酒のようなテンションで今日は飲んでいる。

久「飲み過ぎですよ」

そう言って久留米はAの横を見る。グラスが何個も積まれている。

「今日は飲むテンションなんだって!」

明るく言ってまた笑う。久留米は心配したような顔を見せ、ため息をついた。

ガラッ

久「あ」

本「あれっ」

久留米は小さく声を上げた。本坊がたまたまこの居酒屋に来たからだ。

久留米はめんどくさそうな顔を少し見せるも何かを思いついたように席を立った。

久「良かったら話し相手になってやってください」

そう言ってさっさと店を出て行ってしまった。

本坊は呆れたようにAの隣に座った。

本「宇野さん……大丈夫じゃないですね」

Aは眠そうな、酔ったような顔で前を見ている。

「本当に、本坊さんのこと……」

Aはそう言い横を見ると本坊がいることに驚き、目を見開いた。

「へ?」

続き→←本坊事務長に夢を見る



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (6 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
8人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Rei | 作成日時:2024年3月11日 7時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。