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昨日はきらきらしてたなあと歩く放課後午後四時。昨日のコンビニの前を通って思い出したのは金髪鴉の高校生と、一人で食べたチョコアイス。
借りたばかりの本の内容も想像する事が出来ない。いつもなら出来るはずなのに。
彼がチラついてくる。だめだこんなんじゃ。
「よし、ジュースでも買おう」
気を紛らわせる為に自動販売機まで歩く。炭酸は飲めないからジュースにでもしよう。
小さい頃に飲んだコーラのパチパチと喉が熱くなる感覚のせいでトラウマになった。
あれを飲むのは十七になった今でも勇気がいる。
「金がねえ！豪借せ！」
「俺もねえよ！」
自動販売機の前に広がる黒いジャージ。
昨日見た鴉の彼とは雰囲気が全く違ったけどきっと彼は鈴蘭高校の人達だ。
ジャージに書かれたGPSと言う文字、近所の大学生から聞いた事がある。
そんな彼らが自動販売機の前でお金が無いと嘆いている。
申し訳ないがジャージに囲まれている自動販売機が不憫でならない。ジーと電子音が微かに響く自動販売機が泣いている様に聞こえた。
「あ、学！人待ってる！」
「え！人？！」
くるっと振り返ったGPSジャージ二人。
きっと自動販売機も戸惑っていた事だろう。
どっちがどっちなのか冷たいものも温かくしてしまうくらいには。
「すみません。買っても大丈夫ですか？」
「もちろん！」
不良高校生には似合わない笑顔で答えてくれた右の人。昨日の彼とは違ってゴツめのネックレスもしてないし、甘めの香水も金髪でも無いのにしっかりと見たらやっぱり彼と似ているななんて考えてしまった。
茶色のローファーが青色の自動販売機に近付くと二つの影が左右に動く。
一番上にあるオレンジジュースのキャラクターと目が合って若干気まづい。
ガラガラっと落ちてきた缶と同時に、てかビールねぇじゃんと聞こえてきた。
ビールって普通じゃ売ってないし年齢的に買えなくないと思ったが、言わないでおこう。
「あの、さあ、無理かもしれないんだけど二十円借してくんない？」
学と呼ばれた方が手を合わせて二十円を懇願してきた。まさか不良高校生に小銭を借りたいだなんて金輪際言われる事は無いだろう。
もしこれを友人に話したらカツアゲだと言われるかもしれないが、私はこれをカツアゲとは何故か思えなかった。
「二十円ですか、これでいいですか？」
小銭入れから取り出した十円玉二つ。
いつも出す十円玉がすごくきらきらしている。
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ち の ち ゃ ん 。(プロフ) - うわあああん可愛い😭😭もどかしい感じがたまらなくいいです😭💗ありがとうございます🙇🏻♀️🙇🏻♀️💗 (11月26日 22時) (
レス) @page21 id: a284f3be6e (このIDを非表示/違反報告)
藤の花(プロフ) - ち の ち ゃ ん 。さん» ご感想ありがとうございます。御子柴君、私も大好きな方なので少しずつお話を書いていこうと思ってます！ (11月19日 13時) (レス) id: 38d8ba4bed (このIDを非表示/違反報告)
ち の ち ゃ ん 。(プロフ) - めっっっっっっちゃ好き😭言葉選びが繊細で素敵😭💗 見ててすごくしあわせな気持ちになれる😢 よければ御子柴君とのお話もっと見たいです😭💗 (11月18日 17時) (レス) @page14 id: a284f3be6e (このIDを非表示/違反報告)
藤の花(プロフ) - yit高梨アヤメ@うちの子マジ可愛いさん» ご報告ありがとうございます😭直しました (8月29日 18時) (レス) id: 38d8ba4bed (このIDを非表示/違反報告)
yit高梨アヤメ@うちの子マジ可愛い(プロフ) - 失礼します、オリ.フラ立っちゃってますよ〜💦 (8月29日 18時) (レス) id: 945705f77e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藤の花 | 作成日時：2023年8月29日 16時
