おとぎ話のような世界で (ページ5)

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当たり前ではない日常ページ5

あなたsaid

毎日目が覚めるのと同時に見えるのは机のうえに置かれた覚めた朝食。

もうそんなのもなれてるはずなのに少し悲しくなる時もある。

このアレンデールという大きな王国をおさめる国王を父に持つ私なのに今では閉じ込められているのだから。

私の家族は変わってしまった。

父は毎日酒を飲み続け国民のことも放ったらかし、姉は毎日贅沢三昧で継母も贅沢三昧。
私は………閉じ込められているとでも言うのかな………

明日から１週間は姉のお見合いとか言うやつでバンタン王国というアレンデールの下にある少し小さな国の7人兄弟が来るそうで毎日舞踏会が行われるらしい。

私も１週間だけはずっと自由でご飯も姉のお見合い相手の7人兄弟とお父様、継母、お姉様というように食べれるらしい。

舞踏会には村の人々も来るらしくて楽しみと言ったら楽しみ♪♪

今日はその支度があるらしく姉と継母は二人してドレスを何着も買いに行っているらしくて朝からいないから比較的静か。

私は基本的部屋から出ることは出来ないから秘密の部屋からお母様の服を何着も取り出して執事の中でも仲のいいナヨンとジヒョと3人でドレスに手直しを加えている。

あなた『この白色のふんわりとしたドレスには赤色のバラの刺繍をしよう！！』

ナヨン『姫様は裁縫も得意だから上手にできそう！私はこの青色のドレスに手直しを加えますね』

ジヒョ『私は姫様がよく夜中に着ていくマントの黒と赤に手直しを加えて冬用に少し長めにします！』

あなた『ジヒョもナヨンも二人とも上手い！！！』

ナヨン『明日の夜の舞踏会には姫様がなおした白のドレスに赤色のバラの刺繍をしたものと赤い靴とお庭に出る際の赤色のマントにしましょう！』

ジヒョ『マントはドレスより少し長めだから雪の降るアレンデールにピッタリのあたたかさですよ！』

あなた『二人とも私の最高の親友であり召使いでもあるわ！！』

ナヨン『んふふ』

ジヒョ『嬉しいです！明日のヘアースタイルはふわふわにまいてその上にあのティアラをつけましょう！』

あなた『ええ！そうしましょう！』

この二人といる時だけは唯一お城の中で楽しい時間。

今日は夜中に出ることもやめてすぐに寝て明日の朝から外に出たり遊ぶことにして私は眠りについた。

１週間で色んなことが起きることも知らずに。