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はぁ.....
私は何をやってるんだろ
湯船に浸かりながら夕飯の時のことを思い出す。
明日から早速ともと暮らす家を探しに行くことになった。
淳太くんにはなんて言ったらいいんだろ...
というか、もう淳太くんを家に呼ぶなんてことは100%ありえへんてことよね...
ともには淳太くんのこと絶対に隠そうと思っていたけど一緒に暮らしてたらバレてしまわないやろか...
自分の仕出かした事の重大さにあとからどんどん気付く。
...だけど、
ともが悪い。
急に冷たくしたりするから....心配になってしまったんよ。
久しぶりに会ったらびっくりするぐらい大人びてしまった弟...髪なんてあんな金金にしちゃって
そんで一人暮らしって...
心配でしょ。
はぁ...
またため息をつく。
弟と離れたかった、だから家を出たはずじゃなかっただろうか？
なのに...何やってるんだろ私。
逆上せそうなので上がってリビングに行くと、
ともがソファでテレビを観ていた。
『...ふたりは？』
『...寝た』
テレビから目を逸らさずにともが答える。
先にお風呂を済ませたともの金色の髪はドライヤーをしていないのか、まだ濡れていた。
『髪...乾かしたら？ 風邪ひくよ？』
...
無視される。
んー
私の知ってる可愛いともでは無い。
仕方なく冷蔵庫からペットボトルの水を取って
ともの隣に、少し間をあけて座った。
テレビを一緒に観るがともが気になって仕方がない。
テレビなんて全然集中出来ない。
...嫌いになったのか、な...
もう寝よ、と立ち上がろうとすると
『髪やってや』
ともが言った。
トクン...
心臓が動きを早めた。
『...ええよ』
洗面所からドライヤーを持ってきて、ともの横に座り直した。
トクン...トクン...
心臓の音が聞こえないように、ドライヤーのスイッチを急いで入れる。
濡れた髪に優しく触れながら乾かしていく。
テレビから目線を逸らさないともの横顔。
何を考えてるんやろ...
少し前まではともの考えてることなんて大体想像がついたし、私に従順な可愛い弟だったのに。
横に座っているので片側ばっかりがもうふわふわ。
反対側も乾かしたくて、『とも、こっち向いて』
と言ったがドライヤーの音が邪魔なのかテレビに集中してるのか聞こえてないみたい。
仕方がないからともの顎をくいって持ってこちら側を向かせた。
目と目が合う。
ちょっとびっくりした顔のとも、髪の色が明るくなって綺麗な二重とまつ毛が前より際立って見える。
『可愛い』
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Kanan(プロフ) - くまごろさん» わーありがとうございます！最近書いてなかったのでまた頑張りまーす (2018年1月9日 12時) (
レス) id: 087bd927e3 (このIDを非表示/違反報告)
くまごろ(プロフ) - とてもドキドキさせられる展開で続きが楽しみです。更新頑張ってください(^^) (2018年1月8日 23時) (レス) id: 058fe49244 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Kanan | 作成日時：2017年11月19日 19時
