世界を統べる者たちよ【神樹を守る子ら】【リレー小説】

綺麗な物が一個 ページ22

クリーチャーが出たんだって、知らないけどね。
行ってもいいけど偽善者とか綺麗じゃないものが多いからね...嫌だよなぁ

今日は何しようかな

寮の自室でゴロゴロしているが特に仕事も用事も無いから仕方が無い。それにさっきまで寝てたしね(現在14：38)

近所の人に久しぶりに会いに行こうかな？お兄さんとお姉さんの壊れた所を直そうかな？それとも...私の可愛い傀儡(操り人形)を増やそうかな？まあどれにしても外出しなくちゃいけないか

最近入ったばかりだからカナモスに仲良い人も居ないしね...まあカナモスじゃなくても居ないけど！気が合う子が見つかんないんだもん...

外に出ようと駐屯地を歩いていると人影を見つけて立ち止まる

あ、誰かいる...誰だっけ？

「誰だっけなぁ、名前とか余り覚えないからなぁ...エリアナ、だっけ？」

そう思いながらも関わらないでおこうと窓から出た。今日は雨だから傘を持って来て正解だったかもね...あれ？何しようとしてたっけ

街まで来ると墓場に歩いていく。今日はお兄さんとお姉さんを直すのと傀儡(操り人形)を増やす事にしたから！墓参りをしてからお兄さんとお姉さんのお墓にぽんっと手を置いた所で何かが来たみたいで魔法を中断する...クリーチャーみたい

「クリーチャーって魔力の流れが独特で面白いんだよね...でも綺麗じゃないから壊しちゃってもいいかな？良いよね！」

そう言って糸を指栓抜きから出すとお兄さんとお姉さんをお墓から傀儡魔法を使って出す。そしてクリーチャーを肉塊に変えろと命令するとあっという間に肉塊になった...ほんっとに迷惑だよね

「さーってと！他の死体の骨を使って直しますか♪」

彼女は楽しそうに死体を直す。それが彼女の日常だから。狂っていると自分でも分かっているのだが...取り返しのつかないことを何度もしてしまっているのだから、狂っているなんて事もうどうでもいい

だって、それが私だから

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