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皆さんに囲まれている時、携帯から着信音が鳴った
すみません、と言って携帯を手に取り画面を見ると、マネージャーさんの文字が。
夜だけど…何かあったのかな。
いやでも、何かあったならみんなにも連絡が行くはず
どうしたんだろう、私なにかしちゃったかな
一瞬のうちにあたまが不安に飲み込まれた。
震えた手で画面を触ろうとすると…
背中をさすられた
いつも私の事を大切にしてくれる5人が、今も私を支えてくれている。
そう実感すると、手の震えは止まらないが心の震えは止まった気がして。
すこしだけ不安が解けていく
マネージャーさんの名前が写った画面に再び顔を向けて、深呼吸をした今
電話に出る
「もしもし」
《もしもし、今時間ある？》
「…あります」
《よかった
…本当に突然の話で驚かないで欲しい》
「…はい、大丈夫です。」
うそだ
本当は大丈夫なんかじゃない。
心臓はどんどん早くなっていってる。
でも、皆がいるから 支えてくれているから
受け入れなきゃいけない結果だ。
《………ドラマにゲスト出演しないかと持ちかけられてる》
「…へ」
《出るのか出ないのかはAが決めていいんだが、話は聞いて欲しい。スケジュールを合わせるから明日にでも会って説明する》
「は、はい」
《話が今になって申し訳ない、今日中に話す予定ではあって……明日も早いから早く休んで回復して、…じゃあまた明日》
「はい…また明日、」
ツー、ツー、ツー と電話が切れた音が聞こえた
その音と同時に携帯を持っていた右腕の力が抜けた
YJ「…なにがあったの」
心配そうに顔をのぞき込む5人。
そんな…おおごとでは無いのかもしれないけれど、
私にとって大きな転機のように感じて。
大きく吸って、はいて。
みんなに伝えよう
喜んでくれるかな、
「そんな大きなお知らせ、ではないと思うんですけど。…ドラマに出れるか」
も___
YJ「チンチャ！？！？」
SB「ドラマって、ドラマ？？」
HN「え！！！！」
BM「すっっっっ…ごいじゃん！！」
TH「わ……チンチャ？」
「まだどんなドラマかも分かんないし、出れるかもわかんなくて、その」
YJ「でもさ、
Aは嬉しいでしょ？？
きっとその方が楽しいし幸せだと思うから
嬉しいなら嬉しいって言って嬉しがって、騒ごうよ。」
「っはい、すごく嬉しいです」
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作者名：かなみや | 作成日時：2022年2月28日 13時
