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2.冬休み ページ2

今日も寒い朝。
でももう冬休み!!

両親も仕事だしごろごろしちゃおー!

ピンポーン ピンポーン

「こんな寒い日に限って誰…」

私は渋々布団を被ったまま玄関の扉を開けた。

『や、やぁ…。ご、ごごめんね。寝てたかな、』

「やぁビル。起きたところだけど寒いんだ、中に入ってくれ。」

ふぁ、と欠伸を漏らしながらビルを中へと招くと次々とルーザーズの彼らが入ってきた。

「あー、、みんなも居たんだ」

眠い、と思いながらもそう答えれば

『君を起こしに来たんだ!感謝してほしいところだよ!』

「そりゃどーも、リッチー」

私の本命。リッチー・トージア。
君は何も知らないが他は知っている。私が彼のことをよく相談するからだ。

『機嫌が悪いね、何かあった?』

「寝起きだからかな、心配かけたね、スタン。顔を洗ってくるよ」

『ちゃんと洗ってきて!!傷口があって汚いところを触るとバイ菌に汚染されるから気を付けるんだよ!!』

「分かってるよ、エディ」

でも彼と私しか知らないことがある。よく相談を受けるからだ。

彼の相談を受けるようになったのは……そうだね、
とある日のことだよ。



あの日はそう、雨が降っていたわ。
“それ“を倒して数週間経った日のことよ。

私はリッチーと家でゲームをしていた。

「流石リッチー!!でもこれはどうかな!」

『くっ、君も流石だね!でもこのリッチー・トージア様は負けないぞ!!』

なんて騒いで騒いで。休憩したときのこと。

「はー、疲れた!」

『そうだね!こんなに騒いだのは久しぶりだ!』

顔を見合わせてはクスクスと笑う私達。

『そういや、Aは好きな人とか気になる人が居るのか?』

なんて急に聞いてくるから普通なら期待してしまうもの。

「唐突だね笑 そうだなぁ、まぁ居るよ!」

『まじか!いや、みーんな噂してるんだよ〜。Aは可愛くてモテるだろ?だから気になってさ』

「そうなんだ笑 そういうリッチーはいるの?」

『まさか!この僕が!?ないね!ないない!』

なんておどけて笑うものだから、少し安心したんだ。

「なーんだ!てっきり距離も近いし何かと2人で居るからエディでも好きなのかと!」

と冗談で言った自分が馬鹿だった。


急にリッチーは黙り込んでしまったのだ。

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設定タグ:IT , スタンリー , ルーザーズ   
作品ジャンル:恋愛
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作者名: | 作成日時:2019年12月8日 17時

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