21.お家デート（？） ページ23
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「どう、ですかね」
「バッチリだな。さすが俺」
「よしゃ、行ってきます」
私は宇髄先生に手を振って、そのまま待ち合わせ場所までウキウキで走った。
朝から私の母はとても機嫌が悪かったため、あまり刺激しないように早めに家を出て、宇髄先生に匿ってもらっていた。
あんまノコノコと男の部屋にあがるんじゃねぇよ。と怒られたが、何だかんだ私を中へ入れてくれる宇髄先生は神だと思う。
「へへ、早すぎちゃったかなぁ」
ニヤける顔をなるべく抑えつつ、家から数分程度で最寄り駅が見えてくる。
時計を見ると、待ち合わせ時間の30分前。
流石にいないよね、と思いつつキョロキョロしながら駅の周りを歩いていると、銀髪の彼が目に入った。
「し、不死川くん！」
「おぉ、早かったなァ」
「いやこっちのセリフだけどね」
私服姿の不死川くん。
ラフな姿で立ち姿が様になってます。カッコイイ！！
「体調は、」
「元気です！その節は本当にお世話になりました」
「堅苦しい…」
ぺこりと頭を下げると、ふわりと彼が笑った。
やばい、カッコよすぎるよ。
当たり前だけど、宇髄先生との昨日のショッピングよりもドキドキするし緊張する。
「んじゃあ、行くかァ」
「はい！！お願いします！！」
二人で市立図書館へ向かう。
静かな雰囲気で、勉強する場所には最適なのだが、席は満席。
まさかの、どこも空いてない。
「テスト期間だしなァ」
「今日は中止…ですかね、」
んー、と悩む不死川くん。
いやでも、私は不死川くんの私服姿が見れたので今日は満足です、幸せです。
それだけで頑張れる(気がする)。
「うし、俺ん家行くぞ」
「え」
「来い」
「ま、待って？」
「拒否権はねェ」
グイグイと腕を引っ張られ、そのまま流れるように連れていかれる。
待って！と不死川くんを全力で止めるのだが、「そんなに勉強したくねぇのか」と大きな勘違いに驚く。
いや、え？
不死川くんの家は流石に…。
…
「お、お邪魔します」
結局来てしまった。
私は自分に甘いのです。そんな好きな男の子の部屋に入れるってなったら、もう足が勝手に！！
両親は居ないようで、そのまま彼の部屋へ案内された。
「ちと待ってろォ」
そのまま、彼の部屋の前で待機を命じられる。
部屋の片付けでもしてるのかな……？
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澪凪(プロフ) - 待ってました！いつも応援してます。こういうの大好き。更新、楽しみにしてますね！！ (2021年6月11日 21時) (
レス) id: 279a2ef6a9 (このIDを非表示/違反報告)
つぼみ☆体調不良ネタは正義(プロフ) - 夢主がストレスたまりまくってひどい風邪ひいて高熱だして実弥に強制的に早退させられて、後から完全に弱り切って意識朦朧とした夢主を数日間手際よく看病する実弥がみたい！ (2021年4月22日 23時) (レス) id: 20f17d6d24 (このIDを非表示/違反報告)
未澄希(プロフ) - 夢主ちゃんが高熱で無理して授業中に思いっきり倒れて救急車で実弥がめっちゃ焦る話とか見てみたいです！つい最近体調不良ネタ書かれたばかりなのにすみません！！恋愛もの(?)での体調不良ネタキュンキュンする所も多くて好きでして…。応援しています！ (2021年4月18日 19時) (レス) id: a0ad16ec48 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えみぃ(*´`) | 作成日時：2021年4月1日 19時
