シーマニア (ページ2)

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お店の中に入ると半分ぐらい人はもう出来上がってて、それぞれ好みのタイプのところへアタックしていた

｢わたし、端の方にいるわ｣

杏｢えぇ、もったいない～｣

杏にぶつくさ言われたが無視して端の方にある椅子に腰掛けて料理をつまんだ

？？｢あっれ～？もしかして伊藤か？？｣

フラフラなりそうになりながらこっちへ来た男性

＿え、だれ
全く覚えてない。

？？｢忘れたのか～？長谷部だよ～｣

長谷部………長谷部……長谷部？？？
うーん………

しばらく考え、"あっ！"と思わず叫んでしまった

長谷部｢おっ！やっと思い出したか～！！」

高校3年の時にクラスが一緒で割と喋っていた

まさかここで会うとは

｢長谷部は今なにやってんの？｣

長谷部｢ん～サラリーマン｣

｢へぇ～、サラリーマンねぇ｣

長谷部｢そういう伊藤はどーなんだよ｣

｢ウエディングプランナー｣

長谷部｢おぉ！すげぇじゃん｣

｢ってか、標準語の長谷部に違和感ある
わ｣

長谷部｢それ言ったらお前もだろ｣

あぁそっか、こいつは知らないのか
わたしが中学まで千葉にいた事を

｢高校は大阪だったけど、それまでは千葉
で育ったから｣

長谷部｢へぇ～そーなのか！｣

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