彼氏との日常 (ページ7)

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『だから、誕生日の日だけバカップルになってよ。』

YG「…本当に意味がわかんねぇんだけど。」

『んー、例えば好きって言い合うとか、抱きしめ合うとかだよ！』

YG「……そんなのいつもやってんじゃん。」

『大体私からじゃん！』

むっとしてそう声をあげるも、ユンギはそっぽを向いてしまう。

普段からそう。

ユンギは全然私への気持ちを言葉にしてくれないし、行動にもあまり移してくれない。

彼が極度の照れ屋で、ツンデレってことも分かってる。分かってるけど、

やっぱり私が伝えるばかりだと不安になる。

ユンギは私の事本当はあまり好きじゃないんだろうかとか、

こんなに好きなのは私だけなんだろうかとか、

もう私に飽きちゃったんじゃないかとか、

こんな色々ネガティブな考えが何度も浮かんできて、

たまに泣きそうになる。

でもプレゼントでならユンギも愛を伝えてくれるはずだ。

そう期待を込めて彼を見つめる。

YG「……上手くできる保証はないけど。」

ボソッと呟かれた彼の言葉に私は大きく頷く。

『いいよ！もしあまりにも酷かったらもう一日延長するから！』

満面の笑みでそう告げると、

ユンギは苦虫を噛み潰したような表情を浮かべて私を見つめ返す。

YG「お前、性格悪いな。」

『悪くて結構。』

これが誕生日1週間前の私たちの会話。