彼氏との日常 (ページ24)

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私のお薬―JM― ページ24

※病気ものです
※医療関係のこと全く分かりません
※苦手な方はここで引き返してください
※多分そんなに医療のこと出てこないです(笑)

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あの桜の花びらが全部散る頃、私は生きているのかな。

JM「なにバカなこと言ってるんですか。」

『おお！ジミン～！退屈すぎて死にそうだったよ私は。』

JM「…ふざけないでください。」

『もう冗談だってば！そんな怒んないでよ～。』

角を生やして般若のようにこちらに向かってくる彼にそう笑いかける。

JM「その冗談やめてって言ってますよね。いい加減にしないと怒りますから。」

『もう怒ってるじゃん！何でも真剣に受け止めすぎ～。』

納得がいかないという様子で、扉の前に立ちすくんだままのジミン。

『それに何回も言ってるように、私の病気は命に関わるものじゃないの。だから大丈夫だって。』

JM「……ヌナの言うことは信用出来ない。」

『えー、酷いー！これでも一応彼女なんだけど！』

そう口を膨らます私を見て、ジミンはフッと表情を和らげた。

そして横のパイプ椅子に慣れた様子で腰をかけた。

JM「良かった、今日も元気そうで。」

『昨日も会ったじゃん。』

JM「いや、帰り際に辛そうな顔してたから心配だったんです。」

そう真剣に見つめられて心臓がドキンと跳ねた。

繋がれた手は強く握りこまれていて、彼の純粋な気持ちが伝わってくる。

『……ジミンって、手繋ぐの好きだよね。』

彼のそんな表情から逃れたくて、つい強引に話を逸らしてしまう。

それが不服だったのか、ジミンは一瞬不満げな顔をしてから口を開いた。

JM「…ヌナって繋いでおかないとどこか消えていっちゃいそうだから。」

『…何それー、私そんなに子供じゃないよ。勝手に抜け出したりなんてしないのに！』

そうおどけてみせた私に、ジミンの強い視線が送られた。

JM「ヌナは前科ありだからね、油断がならないの。」

その瞳には明らかな怒りが滲んでいて、少し胸が苦しくなる。

『だからあれも冗談だったって何回も言ってるじゃん。本気でやろうとしてた訳じゃないって…。』

JM「それでもあの冗談だけは許せないから。」

『わ～、怖いな。』

本気で怒ってしまった、見たこともないくらい眼光が鋭くなった彼を見てそう思う。

私はその状況下の中で苦笑いをこぼすことしか出来なかった。