1話 鉢合わせ ページ3
noside
ここは、さくらニュータウンにある、さくら住宅街。
そこに少年の姿がひとつ。
ケ「うわぁぁぁ!遅刻するぅぅぅ!!」
彼は天野ケータ。ごくごくフツーの小学五年生。
ただ今遅刻寸前の様子。
ウ「もう、目覚ましの意味ないじゃないですか。」
ジ「いっその事2度と寝るなニャン。」←
実は、ケータは“妖怪”友達になれるという、“妖怪ウォッチ”を所持している。
彼にしかない、特別な力だ。
白いマシュマロっぽいのがウィスパー。
妖怪執事を気取っている。
赤猫がジバニャン。
地縛霊でケータの家に居候している。
ケ「ジバニャン!いくらなんでもそれは酷いよ!!」
ウ「いいから、急ぎますよ〜。」
ウィスパーの言葉に、うん!っと頷くと、走り出したケータ。
《ドンッ!》
突如、曲がり角から出てきた少女とぶつかった。
ケ「ごめん、大丈夫?」
貴「・・・。」
ケータの声にも応答しない少女。
その行動に、ウィスパーがキレた。
ウ「ちょっと貴方!“ごめん”くらいないんですか!?」
ウィスパーが言っても、少女には見えていないから意味が無いだろう。
ケータは再度、少女を見る。
フードを深く被っており、顔は見えない。
年は中学生くらいと、ケータは思った。
結局少女は何も言わず、足早に去っていった。
ウィスパーはかなりお怒りの様子。
ウ「感じ悪い人ですね〜・・・うぃす?」
ふと、ウィスパーが地面に落ちているメモに目をやる。
幸い風邪がなく、吹き飛んではいなかった。
ケ「なんだろう、コレ。」
そのメモには、こう書かれていた。
『先程はぶつかってすみませんでした。』
紛れも無く、さっきの少女だった。
一体いつかいたのだろうか。
ジ「ニャ?まだ続いてるみたいニャンよ?」
『P.S.学校、間に合いますか?』
それを見て、ケータはあっ・・・。と言った。
ケ「遅刻しそうだったの忘れてたーーー!」
猛スピードで学校に向かうケータ達。
少女のメモはズボンのポケットに突っ込みながら走っていた。
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O・S・LOVE - また質問いいですか?私生活で必ずやる日課的なのは何ですか? (2018年3月17日 13時) (レス) id: 6f2bb10424 (このIDを非表示/違反報告)
菊一文字RX-78(プロフ) - ありがとうございます!駄作ですがこれからも頑張ります! (2018年3月15日 21時) (レス) id: e4e5c17d12 (このIDを非表示/違反報告)
O・S・LOVE - いつも作品みてます!とても面白いです!これからも更新がんばって下さい。 (2018年3月15日 21時) (レス) id: 6f2bb10424 (このIDを非表示/違反報告)
O・S・LOVE - では、質問です!どうしてこれを始めようと思ったんですか?後、どのようにして作ってるんですか?最後に、名前の由来を教えて下さい。大量にすみません…。 (2018年3月15日 21時) (レス) id: 6f2bb10424 (このIDを非表示/違反報告)
菊一文字RX-78(プロフ) - ここで、質問を募集してます。 (2018年3月15日 17時) (レス) id: e4e5c17d12 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:菊一文字RX-78 | 作成日時:2018年3月13日 18時