孤独の恋。 (ページ8)

今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:1,440 hit

第六話「別れ」ページ8

『…お願い…孤独な私を…救ってよ…((ﾎﾞｿｯ』

私は、独りで泣いていた。今まで、こんなこと無かったのに。

ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
オ「…段々近くなってる。」

前来た時より短い気が…？

『あ…また来たの？』

雅姫だ。

オ「ああ…悪かったか？」

『…別に。』

やはり…言葉の端々に、偽りを感じる。

オ「なぁ…何で孤独を好むんだ？」

『…私は…孤独が全て。孤独であれば、他のものはなんもいらない。』

オ「なら…何故悲しい顔をしている。」

『…嘘。悲しくなんてない。寧ろ楽しい。』

オ「…もう自分の心を縛るのは、辞めたらどうだ？」

『…無理だよ…だって私は＿＿＿＿』

ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
…オロチ…いきなり何なの。私が悲しい顔をしてる？有り得ない。

オ「…もう自分の心を縛るのは、辞めたらどうだ？」

心を…縛る…？

そんなの…そんなの…！！

『無理だよ…だって私は＿＿＿＿』

言おうとして、止めた。この事は、部外者は知ってはいけない。知ったら…殺さないとだから。

『…言えない。』

オ「そうか…。」

本当にお人好し。そう言うのが…私を狂わせる。あ、言わないと。

『…もう二度と、会うことはないでしょう。』

オロチは驚いていた。

オ「それは…どういう…！」

お願い…これ以上…私を狂わせないで！！！

『そのままの…意味だよ。孤独水風劇。』

私の必殺技をオロチに向かって撃つ。勿論、威力は最小限に抑えて。

「っ…！」

オロチはそのまま、入口の方へ吹っ飛んだ。

『…ごめんなさい((ﾎﾞｿｯ』

？「それでいい。」

何で？何でこんなに…胸が苦しいの？

？「さぁ…その力、我に捧げよ。」

本当に…どいつもこいつも…！

『私の孤独、邪魔しないで。』

自分で言うのも何だけど…いつもよりやる気だ。

ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
オ「ったた…。」

雅姫…いきなりどうしたんだ？それに…

オ「もう二度と、会うことはないでしょう…どういう事なんだ…？」

分からない。でも、あれは本当の言葉ではない。

オ「…言わされていたな。」

それにあの続き…聞かないといけない気がする。

オ「…また…来るな。((ﾎﾞｿｯ」

そう言い残し、私は屋敷の方に戻った。