物語6 ページ9
翌日。
零「竜おはよ。無理っぽい？」
竜「不思議と大丈夫だ。２時間目くらいまでならいけそうだ。」
零「じゃ、行こうか。体育、無いといいね。」
竜「あっても無くても、零はどっちみちサボるだろ。」
零「あはは、大正解。行こうか。」
殺「おはようございます！」
生徒「おはようございます！」
零「あ、カルマおはよ。」
カル「あ、零ちゃん。おは〜。」
零「今日、体育ある？」
カル「えっとね〜あ、１時間目からだよ。」
零「マジか…よし、サボろう。」
カル「お、仲間だね。」
零「カルマ、体育参加したことある？」
カル「ある訳ないよ。」
零「あはは…竜は？１時間目の体育やる？」
竜「…。」
零「その無言は、サボるのね。仲間。」
カル「良くわかるね。何も喋らないのに。」
零「双子だし。」
サボってる３人の会話。
カル「ねぇ、竜君について、色々教えて？」
零「いいけど…特に面白い事ないよ？」
カル「いいのいいの。人の裏話とか、黒歴史とか聞くのが好きだから。」
零「カルマって、結構ゲスいね。」
竜「…。」
零「じゃあ…何から話す？」
カル「竜君の黒歴史。」
零「無いって。」
カル「じゃあ私生活。」
零「私生活知って何するのさ。」
カル「いじる。」
零「本当にゲスいな。まあ…休みの日は、部屋から出てこないよ。中で何してるか知らない。」
カル「完全の引きこもり主義なんだね。」
零「うん。」
カル「じゃあ、零ちゃんはさ…彼氏とか、好きな人いる？」
零「う〜ん…いない。恋愛経験ゼロ。」
カル「美人だし、一回はあると思ってた。じゃあ…意外な一面とかは？光君とか竜君とかの。」
零「う〜ん…光は、女装させれば女みたいになる。竜は…分からない。」
カル「双子なのに？」
零「双子でも、知らない事は知らないの。」
《キーンコーンカーンコーン》
カル「あ、体育終わったね。」
零「戻るよ、竜。」
竜「…。」
カル「(何か喋ってくれないかな…『おはよう』とか一言でも…。)」
零「(まだ行けそう…かな？)」
竜「(次の時間で限界かもな。)」
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作者名：Bokarira | 作成日時：2017年9月13日 22時
